2003.09.30 なんだ?!
今日も朝から光ちゃんは憂鬱そうな顔でソファに座っていたが、ママが少し寝坊した事もあって、慌しく幼稚園に送っていった。

『今日はパンがいい!』と言うので、サンドウィッチを作って、梨を剥いて持たせた。(やっぱり、おにぎりは不気味がられたのか・・?)

『あ!みてみてーーー!』と、走っている自動車や落ちている木の葉が気になってなかなか進まない。
『ママ?あれは何であそこにあるんだろう?』などと言う、質問に答えながらも急ぐ。

それでも、何とか光ちゃんの登園時間に間に合った。
もう1人の女の子も同じ時間に来る。

『他の男の子は、いつから早い時間に戻したんだろう?』
先生はママには何も言ってくれないので、勝手に時間を戻す事も出来ないしなあ・・でも・・それって?なんで??
ママの目から見れば彼の方がもっと泣いていたはずなのになあ・・ま、いっか。急がない!急がない!っと。

もう1人の女の子はかなり泣くのでママがいつも付き添っている。
『おはよう!どう?』ママ達が挨拶している間に、光ちゃんとIlayda(女の子)は一緒にドアを開けてママ達の方に振り向きもせずに泣かずに入っていった。
『パタン!』とドアまで閉めて・・・

『え?何?こんなに簡単に?』ママ達2人は顔を見合わせた。
『もしかして、幸運をつかんだかもしれないわね?』ママ達は話して、帰って来た。

お迎えに行った時に『うちの子、Christian(光ちゃんのドイツ名)の名前を家で言う事が有るのよ!』と、他のママに言われた。
光ちゃんは、お友達の名前なんて何も言わないんだが・・
どうやら光ちゃんは、少しずつみんなに溶け込んで来ている様だ。

がんばれよ♪
『ママ?何考えているの?』光ちゃんはママに聞いた。
『・・。何も考えていないよ』と、ママ。(たまにはぼーーっとさせてよ・・・)
『そっか~。』と、光ちゃん。

『ママ?何考えているの?』また聞く。
『・・・・』ママ、沈黙した。

『ママ?ママ?何考えているの?』と、光ちゃんママを覗き込んで聞く。(ひつこいなあ!だーーからあ!何も考えて居ないって・・)
すると、光ちゃんも沈黙した。

二人の間に、沈黙が流れた。今度はママが気になった。

『光ちゃん、何考えている?』ママは光ちゃんに聞いた。
『うーーんとねえ・・ママがね、何を考えているのかなあ?って考えていたの』と、光ちゃんは言った。

『そうかあ・。ごめんね。でも、ママは本当に何も考えていなかったんだよ・・』と、ママが光ちゃんに言うと、光ちゃんは満足そうに『そうなのか~』と言った。

実際、何を考えていたかと言うと『夕飯は何を作ろうか?』とか、『明日の天気はなんだろう?』とか、『光ちゃんのオシッコはまだ大丈夫かなあ?』『いい加減にここ片付けてくれないかしら?』なーーんて事を、考えていたわけなんだけどね。
イチイチ言うのも面倒なので、『なんも考えていない!』と言ってしまったのよね。

どうやら、光ちゃんは、ママよりもっといろいろな事を考えているらしい。

と・・今夜の光ちゃんの質問。

『ママ?何で幼稚園に行かなきゃいけないのなかあ?』と、寝る前に光ちゃんは聞いた。
『え・・。それはねえ・・なんでかなあ~』ママはしばし考えた。
そうだよねえ。何で幼稚園に行かなきゃいけないんだろう?
うーーん。ママ適切な答えが出ないまま・・

『だってねえ、幼稚園では歌も習うし、お友達と一緒に遊ぶ事も学ぶし、ドイツ語も習えるでしょ?集団生活を習わなきゃいけないんだと思うなあ・・』と、2歳児にはなんとも難しい答えになってしまった。

『ふ~ん。そうなんだ~』と、光ちゃんは言った。
『分かったのかな?こんな答えで・・』ママは思ったけれど、光ちゃんはそれ以上その質問をしてこなかった。

光ちゃんの寝顔を見ながら、ママは考えた。

『何で幼稚園に行かなきゃいけないんだろう・・?』
この質問になんて言ってあげればよかったんだろう?
ママにも良く分からない・・・
そう!今日起きて光ちゃんは開口一番に
『ママ?フォルクスフェスト行く?』だった。
クシャミ、鼻水はあるが・・まあ、家でグズグズしている場合でもないほどの秋晴れ!
『うん!行くよ!』と、ママが言った。
『わーーいい!』光ちゃんは、前回のパパと一緒に行ったフォルクスフェストで、すでに何が有るのか分かっている。

『うーーんと、今日はねえ・・パトカーに乗るんだ!』などど、心はすでにフォルクスフェストの会場に飛んでいるようだ。

珍しく午前中にウンチして(こういうときは、コントロールできるのねえ・・?)、お昼ご飯も食べさせて、出発!

バスで10分弱!会場に着いたが、早めだったので全然人は居ない。
iriguchi
光ちゃん、何でも並ばないで乗れる。
ヘリコプターやパトカーやレーシングカー!つでにレバーで上がり降りする自動車にも乗った。
soujyu
ついでにみんなで観覧車に乗って景色を見た。
『すっかり秋だねえ・・』ママ思った。
keshiki
ママと友達も昼ごはんは立ち食いだったけど、美味しいお昼を食べた。マスビアー(1リットルのジョッキに入ったビール
beer )は飲まなかったけど、最後にはカフェでのんびりした。

『みんな大満足!』
と思ったが・・・光ちゃんは、そうではなかったらしい。

『ママ・・今日、お猿さんの自動車に乗れなかったよ』と、寝る前に言った。
『え?あんなに乗ったのに?お猿さんの自動車?』ママは考え込んだ・・どこにあった?
『う~ん。ほらあ・・光ちゃん、乗りたいって言ったじゃない?あれだよ・・』と、光ちゃんは言った。
ママ・・真剣に眠い頭を酷使して考える・・
まさか・・あのスーパーの中に有りそうな、メリーゴーランドの事を言ってるのか?
『もしかして、あの道の真ん中に有った、小さいメリーゴーランド?』
『うん。あれにはブーブーやお猿さんなんかもあったんだ・・あれに乗りたかったなあ・・・。また行く?フォルクスフェスト・・』光ちゃんは言った。

なんだよ・・自分でレバーを調節して上がり降りする乗り物に乗れるのに・・あんなに小さな何度もグルグル回るメリーゴーランドのも乗りたかったのか?(ママは酔いそうだ)

格好やなんかはもうすっかりお兄ちゃんだけど、まだまだママの可愛い光ちゃんなんだな・・。

来週末まで続くフォルクスフェスト、これが終わるといよいよ、秋も終盤だ。
2003.09.27 Spatzennest
ドイツ語で《すずめ》をSPATZという所から来ている名前のような。プレ幼稚園が始まった!!!
『さあ!今日から幼稚園だよお』ママは光ちゃんを朝早くから起こした。この一言で、光ちゃんはパッと起きた。
新しい、幼稚園用のバッグに水筒、お弁当(とは言えパン)室内履きなどをいれ、いささか緊張、でも嬉しそうに出発した。
shonichi
朝8時半!光ちゃん達は、到着した。
すでに他のお友達も来ている。
『遊んで良いよ~』光ちゃんは、ママの口を真似て中に入りたくてウズウズしている。靴を履き替えて、先生に挨拶して早速、自動車で遊んでいる男の子の所へ行った。
『駄目!』いきなり言われた。光ちゃん、引いた。
『ママ?順番だよね?』と言う。
『そうだけど・・一緒に遊べば良いじゃない?』とママが言うが、光ちゃん、順番が来るのを待っている。
濃い金髪の青い目の小さいが手ごわそうなこの男の子の名前は(LEONHARD)。
透き通るような金髪の巻き毛を長くしていてママのひざに座って遊んでいるのは(LEON)君。この子は、ビー球が上からくるくる回って落ちてくる玩具に夢中。
次に来たのは、小さなかわいらしい女の子。(LEONIE)
そして、最後に大きなランチボックスを持って、ちょっと小さめのTシャツなのか?オヘソを出して来た男の子が、これまた肝っ玉母さん!!と言った感じのお母さんを持つ(QUIRIN)
そして、光ちゃん。
今日はこの5人のスタートだった。金曜日に残りの5人が集まるので、来週から総勢10人になる。

『楽しみだねえ』と言って来たママと光ちゃんだったが・・・いきなりママの方が気後れした。
ママ達の機関銃のような会話に入っていけない。1人でポツンを別のテーブルに座って、光ちゃんの遊んでいる光景を見ていた。
『おや?』なんとなく、ママは何回かそう思った。
『光ちゃん・・キチンと先生の指示に従わなきゃ駄目じゃない・・』こんな事が何回か続いた。
別に、暴れるとかそういうことじゃない。玩具も取り合いしないし・・。
どうやら・・ママが思っているよりも、光ちゃんはドイツ語が理解できないらしい。
まずい・・・何を聞かれても
『そうだよ!』しか言わない。
『ええ・・・』ママは愕然とした。ママ以外はドイツ語で話しているし、家ではテレビやビデオもドイツ語。もっと聞き取れているのかと思ったが・・実際はそうじゃなかったんだ。

終わる20分前・・先生が子供とママ達を分けて座らせた。
ところが・・光ちゃんだけ座らない。しかも・・泣き出した。
『ママ!ウンチ出ちゃったの・・』日本語で言う。
『え!、何でもっと早く言わなかったの!!もうすぐだから座っていなさい』ママは言ったが・・ますます泣き出して、先生がママに『どうしたの?なんて言っているの?』と聞いてきた。
『はあ・・あのお・・ウンチをしちゃったらしいです・・』ママはもう恥ずかしくなった。光ちゃん、この時点で号泣になったが・・ご存知の方もいらっしゃるが、光ちゃんの泣き顔は何とも面白い。みんなその顔を見て笑った。(笑うな!)

『じゃ、トイレで変えてきます・・』ママは逃げるように教室を出た。
そう・・これが一番心配だった。なんと言っても、光ちゃんは2回目の食事の後にウンチをすることが多いから、朝食を食べて、ここでオヤツがあるので、もしかして・・と思っていた。

『これが、習慣になってしまったらどうしよう・・毎日、先生にオムツを換えさせるのは申し訳ない』その思いが大きくて、ママは光ちゃんを叱ってしまった。
叱っても仕方が無いのは分かっているんだけど・・叱ってしまった・・
『ここでウンチをしちゃ駄目なの!お家に帰ってからか、来る前にしなさい!って言ったでしょーー』
『うん・・分かった』光ちゃんは言った。
でも、無理な相談だよね・・出るものは仕方が無いんだもんね。

終わりの時間に、皆で繋がって部屋の外に出なきゃいけないのに・・1人の子がふざけてテーブルの下にもぐった。
光ちゃんも、面白がってまねをした。(その後、始めた子はすぐに列に戻った)。
『さあ!光ちゃん!いらっしゃい!』先生が言うが、光ちゃん、おどけてニコニコしてテーブルの下から出てこない上に、頭をゴツゴツぶつけて遊んでいる。
『・・・・』ママ、怒りが頭の先まで来た。
こんな感じで今日は終わった。
『また行こうねえ~』光ちゃんは言った。
結局、誰とも遊べなかったのに、楽しかったらしい。

ママはパパの迎えの車で、あまりにも情けなくなって泣いた。パパはビックリして
『どうしたの?これから何処かに行く?』と聞いた。
『家に帰る、ウンチも持って帰らなきゃいけないし。もう情けなくて・・』それだけママは言ったが涙が止まらなくなった。
なんで、こんなに情けないのか?分からなかった。
でも、ここまでドイツ語を理解していないとは、これから先、どうすれば良いんだろうか?こんな事ばっかりが一気に頭の中を駆け巡り、いろいろな光景を思い出して、感情を抑え切れなかった。
家に帰って少し落ち着いた所で、パパに言った。
『今度から、光ちゃんと話すときは、単語を分かりやすく切って、ゆっくり話してあげてよ』
『ああ・・分かった。そうしてみるよ』と、パパは言った。
(とは言え・・あなたはすぐに忘れるし、来週から7週間も出張じゃないか!!)
ここでは、床に座って遊ぶ事が多かったので、家でも座って何か出来るように、小さなテーブルと椅子も買って欲しいといった。
『そんなのいらないんじゃないの?』と、買物嫌いなパパは言ったが、ママは譲らなかった。

あまりにも同じ年の子達との接点が無さすぎたんだ。これは絶対にママが悪かった。
この遅れ・・取り戻すのは少し時間がかかるけれど、ママも少しがんばってあげなきゃね。

光ちゃんへ
今日は、怒ってパニックになってごめん。日本のバアバにママは叱られちゃったよ。
『あのねえ!まだ3歳にもなって居ない子に、そこまで求めてもかわいそうでしょ!!1人目の子は親の期待が大きすぎる事が多いから、あまり多くを期待しては、光ちゃんが可哀想よ!あの子は見た目よりも神経質だから・・』
ごもっともです・・・。ママ・・張り切りすぎていたようだね。
今度から深呼吸してみるよ。来週から一緒にがんばろうねえ!
光ちゃんのSpatznnestも6回終わった。2週間経ったわけだ。
光ちゃんは、相変わらず、行く前にはソファに無言のまま座ってテレビを見て、憂鬱そうで、行かない口実を探しているような感じがする。(子供らしくない)
憂鬱な光ちゃん
それを見ていると『そんなに行きたくないのか・・』ってママは思うんだけど・・
そんな事を思っているとは口にも顔にも出さず。『じゃ!行こうか?いえーーー!』ってママが言うと。
『いえーーー!』って着いて来る。(単純だな)

Spatznnestの建物を見ると、走り出す。
『何だ?やっぱり、嬉しいのか?』と思うが、ママと離れる時はいつも寂しそうな不安そうな何とも言えない顔をする。
ママだって孤独で憂鬱なんだから、光ちゃんが憂鬱なのは仕方が無いな・・と思いながらいつも家に帰ってくる。

しかし!今日は初めてお迎えの時に、他のママが話しかけてくれた。
『どう?CHRISTIANは(光ちゃんのドイツ名)?もう泣かなくなった?』
光ちゃんが泣いているのは、もう有名だからね。
大した話じゃなかったし、会話が途中から成立しなくなったんだが・・(涙)
(途中から、ドイツ語が分からなかったのよね)

光ちゃんは、今日も泣かなかったと本人が言っていた。
先生はこの事には触れなかった。

他のママが話してくれたので、気分の良くなったママ(単純)は先生に話しかけて
『あのお・・この子、毎日歌っている歌が有るんですけれど、あれは、なんて言う歌なんでしょう?私に歌って欲しいと言うのですが、分からないし・・』と、聞くと、
『じゃあ、来週に歌詞や題名を書いて渡します』と、先生は言ってくれた。

他のママも帰りに手を振ってくれたりして、ママは何となく嬉しくなった。

2週間・・耐えた甲斐が有ったのか?週末でFolksfest(ミュンヘンのオクトーバーフェストのミニチュア版のようなもの)が始まるから皆、気分が良かっただけかもしれない・・
でも、何とかまたやっていけそうな気がした。

『今日は幼稚園で何したの?』と光ちゃんに聞くと。
『うーーんとねえ・・AUTO(自動車)で遊んだ~!』と、何の進歩も感じられないが・・それなりにがんばっているんだろう。

あ!今日はもう一個、光ちゃんから報告があった。
『先生にね・・早く食べなさい!って叱られたの』と言っていたな。
光ちゃんは何でも食べるけれど、出したものは最後まで食べる主義(頑固だ)らしく、食べるのも遅い。

その上、今日はパンじゃ味気ないので・・一口サイズのおにぎりを4個(鮭入り、のり付き)と、梨を半分入れた。
皆にすれば世にも不思議な食べ物だろうな・・。

あまりに不気味で言われたのだろうか?来週からはまたパンのサンドイッチにするかな・・?
でも、光ちゃん、ご飯も海苔も大好きなんだけどなあ・・

ドイツ人のように、買ったままのパンをパン屋の袋のまま持たせるか?(ドイツ人はあまり料理しないので、子供のお弁当になんて手をかけない)
でもなあ~。朝に買いに行く時間は無いし、第一、方向が全く逆になる。前日に買っておいては硬くなるし。

ママ・・週末はこれで頭が一杯になりそうだな。
『ネンネの前にはママとお話するんだよ~!』、ベットに入って光ちゃんは言った。(勝手に決めたらしい・・)
『そうなの?じゃ、お話しよう。それで?何の話をすればいいの?』

『う~んとねえ・・今日は何をしたの?』と、光ちゃんは聞く。
『何をしたって?ずっと一緒だったじゃないの・・』ママは思ったが・・仕方が無い。

『まず!近所のお友達と一緒に、お医者に行って、ママのガン検診の予約を入れたでしょ?。その後、大きな電気屋さんで、光ちゃんの歌のCD買ったでしょ?それから、ショッピングセンターに行って、ジョエルくんのクリスマスプレゼント買ったでしょ?それから、おりこうさんだったので光ちゃんにAUTO買ったでしょ?それから~。疲れたのでアイス食べたでしょ?それから、ママの靴を見たでしょ?それから、帰り道に散歩して、公園で遊んだじゃない?』
と・・ママは今日の午後にした全てを復習させられた。

『そうかあ~。それで?なんでお医者さんに行ったの?』と、光ちゃんは聞く。
『ママねえ・・ガン検診1年以上していないから、光ちゃん残して死んじゃったら嫌だからねえ・・先生に診てもらうの』
と、ママが言うと。
『そうだよ~。それで?何でCD買ったの?』と、次の質問に入る・・

これが、延々と続く・・こりゃまさに尋問だな。

同じパターンが2回繰り返され・・最後にママは
『光ちゃんも一緒だったじゃない・・もうねんねしようよ』と言った。

『ママ・・光ちゃん好き?』と、光ちゃんは言う。
『うん。ママ、光ちゃん好きだよ~』と、答えると。
『うふふ』って光ちゃん笑う。

これまた数回繰り返し、ママの右腕を摩りながら光ちゃんは静かに寝息を立て始める。

はあ・・今日も一日終わったな・・ママの思う瞬間だ。

『本当に寝ているときは天使だ!』ママはこの寝顔をいつまでも見ていたいと思う。(が・・自分の時間だ!わーーいい。パソコンだああいい!静かに部屋を抜け出すのは言うまでも無い)

『おやすみ!朝まで起きないでね♪』
『光ちゃんは、いつお姉ちゃんになるんだろうねえ?』
今日寝る前、光ちゃんはママに聞いた。

(これは、兄弟が出来るという話では無くて、近所の女の子は、もう大きくなってお姉ちゃんだから1人でねんね出来るのよ~。と言う話から出た質問です)

『光ちゃんは、男の子だからお姉ちゃんにはならないよ』と眠たいのを我慢しながら言い続ける。
『なんでえ?じゃあ、光ちゃんは何になるの?』
『そうだなあ・・もう少し大きくなったら、お兄ちゃんになるんじゃないかなあ?』と、ママ。

『なんでえ?』と、光ちゃんの質問は続く。
『だって、男の子はお兄ちゃんになって、女の子はお姉ちゃんになるんだよ』と、ママが言うと。

『光ちゃんは、どうして男の子なの?』と言う。
『うーーん。だって、光ちゃんオチンチン付いているでしょお?だから、男の子なんだよ』と、ママ。
『ふ~ん。女の子はオチンチン無いのかあ・・そうかあ』と、光ちゃん妙に納得する。
『分かった?ね?だから、光ちゃんはお姉ちゃんにはならないんだよ』と、ママが言った。

『なーーんで、女の子にはオチンチン無いんだろうねえ?』と、光ちゃんはママに聞く。
(おお・・まだ続いたか・・・)
『うーーん。』ママしばし絶句・・
『ママになって赤ちゃん産むからだよ』こんな答えで納得はしないだろうなあ・・と、思いつつママは答えた。

『そうなんだ~。光ちゃん赤ちゃん生まれないのかあ・・』(チョット文法が変だけど)光ちゃんはなぜか?悲しそうに言った。

なんだか良く分からない解決だが、ママはこれで寝られるな。とホット胸をなでおろした。
が・・光ちゃん、そんなに甘くなかった。

『じゃあ、光ちゃん、オチンチン無くなったらお姉ちゃんになって、ベイビーが生まれるんだね?』
おいおい・・・どういう思考回路でそういう結果になったんだ?
『・・・』ママ絶句のしている間に、光ちゃんは隣で寝息を立てて寝てしまった。

今夜はなんとも奥の深い会話であった。
『ママ?この歌歌ってよ!』と、光ちゃん。
『ごめん、ママ分からないよ』と、ママが言うと。
『なんで?わからないのかあ・・』と、光ちゃんはいぶかしげに言う。
ママは急いでパソコンに向かって、ドイツ語の子供の歌を注文する。

『ママ?この本読んでよ』と、光ちゃん。
『ごめん、ママ、読めないよ。日本語の本にしてよ』と、ママは日本語の絵本を持ってくる。
『何で読めないの?』と、光ちゃんここでもいぶかしげに眉をひそめて言う。

『ママ?これ、なんて言っているの?』と、ドイツ語のニュースを見ている光ちゃんはママに聞く。
『うーーんとねえ・・誰かがどこかで・・』と、ママがここまで言うと。
『あ~。死んじゃったんだって~』と、光ちゃんが続ける。
『そうそう!死んじゃったんだよ・・』と、ママ。
実際分かっているわけでも無く、ニュースはみんな誰かが死んじゃったと思っているらしい。(ママがいつもそればっかり言うから・・)

しかし!まずいぞ!!そろそろ、本腰でドイツ語を学びなおさねば・・光ちゃんの質問についていけなくなりそうだ。

童謡のCDは数日のうちに来るらしい、まずは歌か・・。
ママ信頼を失わないように、がんばらなきゃ。

ふう・・ママ稼業も大変だわ。
『Alle kinder~alle kinder♪ふんふ、ふんふふ~ん』
光ちゃん、三輪車で買物に行く途中、可愛い声で何か歌っていた。
『なに?それ?』ママは聞いた。
『今日ね、幼稚園で習ったんだ~♪』と、光ちゃんは嬉しそうに言った。
『すごいじゃないのおお』ママは心の底から感心した。

だって・・ドイツ語の歌はママは歌えない。多分今日習ったばっかりだろう・・
この音楽は確かにどこかで聞いたことが有る、音感もなかなかしっかり取れている。
『ママも歌ってよ~』光ちゃんは言った。
『ごめんね・・ママはドイツ語の歌は分からないんだ。今度誰かが来たら聞いてみよう!』とママが言った。
『そうだねえ~。聞いてみよう』と、光ちゃん。

昨日はママが歌った《ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた》を覚えて歌っていた。
今日は、ドイツ語の歌か・・ママだったらあまりのギャップに対応出来ないな(苦笑)

本当に、この時期の子供の脳はスポンジの様に何でも吸収する。すごいなあ・・・ママはビックリした。

あ・・・それでも、やっぱり光ちゃんは今日も幼稚園で泣きました。
ママは、予告どおり薬局でダイエットサプリを購入しました。ふふん。(無駄遣いだな・・)
『いやあ~。昨日は同僚と六本木で飲んでさあ。え?ほんの少しだよ。え?2時半だったかなあ?帰ったのさあ。今日もこれから少し六本木に行くんだけどねえ。』とパパが電話口で楽しそうに言った。
『え?今なんて?2時半って?昼間のじゃないわよね?だって、昨日は夜の7時半頃から、食事に行くって言っていたわよね?』ママは2時半という言葉にとっさに反応出来ないほど鈍っていた。

連日の光ちゃんとのバトルにもうすでにヘトヘトだったから。今日もパパの電話が来る1時間前から、ママは光ちゃんの抵抗に有って激怒していた。

それが!なんだってええ?六本木で2時半まで?ほんの少しだあああ?
どうせ、私の知っている六本木を『Dark side of Japan』と言って遊びほうけている同僚と行っているんだろう?
『ブチン!』何かがママの中で切れた。

『今週は何を買ってやろうか?』ママはパパとの電話中そればっかり考えてろくに話を聞いていなかった。

『もしもし?聞いているの?』パパは適当に返事をしているママに言った。
『え?なんだって?はあ・・ここ毎日、光ちゃんと玩具を片付ける片付けないバトルが繰り広げられているので。。言う事なんてもう全然聞かないし・・疲れるわ』それだけ言って、光ちゃんに受話器を渡した。

『そうなの、光ちゃんがねえ・・片付けないからママ怒るんだ~』と、光ちゃんはパパとドイツ語で話している。

妻も子もドイツに居るからね、羽を伸ばしているのは分かるけど・・いつくるのか?分からない電話を待って外出も出来ないこっちの身にもなってみろ!
ママだって一回で良いから、時間を気にしないで友達と飲みに行きたいわ!

そうだ!今週はミシンが安いって広告が有ったっけ、ずっと買いたかったので、買ってしまおうか?でも、持って帰るのが大変か・・じゃあ、この前諦めた靴を買おうか?
いやいや・・やっぱりあの高価だけど効果が有ったダイエットのサプリメントにするか・・・
いっその事、車でも買ってしまおうか?これは、冗談だけど。

パパ・・覚悟しておいてよね!ふん!
ママはかなり不機嫌だ。
今週は、忙しかったので、ママは今日は《掃除デー》と称して、光ちゃんをどこにも連れて行かなかった。
とにかく、汚い!家中を掃除してモップ掛けして、ガラスを拭いて、その上、また暑くなったので地下の物置にしまってしまった夏物を出して、一緒に御菓子を焼いて、と考えて居たのだが。
昨夜なぜか?これでもかあ!って言うほど、光ちゃんのオムツからオシッコが漏れて、ベットカバーから枕カバーに至るまで全部の洗濯が加わった。(本当は枕も洗いたかった)

その上、以前から痛かった右足のももが非常に痛い。ついでに退屈な光ちゃんは、ママの邪魔ばっかりする。
ママは非常に機嫌が悪かった。

『もう!いい加減にここを片付けてよ!!』何度も同じ事を言うのにも飽きてきた。
2日も言い続けているのに居間はいつまでたっても玩具が散らかっている。

『捨てる!』ママはそれだけ言って、光ちゃんの紙のゴミだとか(本人にはゴミじゃないらしい)壊れてタイヤも無くなった自動車なんかを捨てる。
『捨てないでええええええ』光ちゃんは、泣きながらママにしがみつく。
『うるさあーーーいい。捨てられたく無いのなら、片付けなさい!って言った時になんで片付けないの?』と、ママは言いながら、玩具の入っていた箱や広告なんかを取り上げて捨てる。
修羅場だ・・・・

『わあーーーん。片付けるーー。捨てない~!!!』光ちゃんはゴミ箱にママが捨てた物を拾いに行く。
『ゴミ箱からものを拾うな!!ってあれほど言っているでしょおおお!!』と、ママまでエキサイトする。
はあ・・近所じゃ日本語なんて分からないから、『またあそこのママは怒っている。』って思っているだろうなあ・・とは思いつつ・・・。

2時間後・・かなり家に中がましになった・・まだ、きれいじゃないんだけどね。マフィンも一緒に焼いた。
光ちゃんもママもグッタリだ・・・

そこへオマが来た。光ちゃん、ママへの腹いせなのか?オマに付きまとっている。
『光ちゃん!ブラウスが切れちゃうでしょお?引っ張らないで!!』オマは言うが、すでに光ちゃんの方が体力が勝っているので、ボタンが千切れる。
『光ちゃんん!!オマに意地悪しちゃ駄目でしょおお』またママの雷が落ちる。

とまあ・・こんな一日だった。

あのねえ・・ママにもしなきゃいけない事がある日が有るんだよ・・詰まらないだろうけれど・・そこの所、少し分かってよねえ・・・疲れた。
2003.09.20 買った!
今日は、光ちゃん用に小さなテーブルと2脚の椅子を買いに行った。
以前から買いたかったのだが、やっと買いに行く事にした。
朝9時半過ぎに到着したのだが・・物凄い人!
『うわあ・・こんなに人が居るなんて!』パパもママもビックリした。
『どこから探せばいいのだろう?』あまりに広いのでママは考えていた。
『ママ~!見て~!!AUTOだよ~♪』ふと見ると、光ちゃんはボビーカー(足で蹴って乗る子供用の自動車)に乗っている。
『おいおい・・どこから探したんだ?』ママは驚いたが、角にもう一台置いてあった。そこは、あまりにも広いので、子供が乗って館内を回れるらしい!(ビックリ)
早速、光ちゃんはそれをゲットしたわけだ。(鼻が利く!)
初めての所なので、勝手が分からず、随分、探し回ってやっと買えた。29ユーロ!木製だ。
家に帰って、パパを急かせてやっと組み立て始める。
『光ちゃんも!!』と言って、一緒にトンカチを持って手伝う。
『出来た!!』値段の割に、本当にしっかりしている。
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『ここが、光ちゃんの事務所だ!』パパは自分のパソコン机の隣に光ちゃんの机と椅子を置いてあげた。
『ママ~!絵の具~』光ちゃんは、早速自分の机に座って、お絵かきを始めた。
良かった!気に入ったようだね!
『ママ?何でこの椅子は二つあるの?』と、光ちゃんはママに聞いた。
『2個あればお友達が来ても一緒に座れるでしょ?』と、ママが答えた。
『ふーーん。そっか~。お友達来るの?』光ちゃんは聞いた。
『そうねえ・・幼稚園でお友達が出来たらねえ~』と、ママは答えた。
早く、お友達出来ると良いね。
今日は、またエミリーの約束がドタキャンになった。
『もう!3日前からわかっていた予定なら早めに言ってよねえ』と言いたい気持ちをぐっと抑えて・・
『さて・・今日は何をするかな・・』ママは考えた。
天気は良い!28度になるらしい・・
『家の中に居たんじゃ勿体無い!』ってな訳で、午後から町へ買物へ行くことにした。(あまり関係は無いな)
近所のお友達を誘ってバスで町まで行く。

早速、光ちゃんの冬のブーツを探す。
『去年は遅かったので良いのが無かったから早めに買わなきゃねえ』ママ達は同じ意見で、この前、光ちゃんの靴を買った店に行った。
『これがいいかなあ?』ママ達が一生懸命探して居る中、光ちゃんと友達の子は走り回っている。
やっぱり時期が早かったので、選択の余地が有る。
『ちょっと!!履いてみてくれないかしらあ?』ママは声が荒くなる。
『あれえ?光ちゃんの靴買うのかあああ?』靴を買うのがあまり好きじゃない光ちゃんはとぼけている。
試着したりするのが面倒らしいが、靴は試してみないと買えないので、無理やり履かせる。

『大丈夫?痛くない?』と聞くママに、光ちゃんは
『うん、これかっこいいじゃん!!これにしよおお』と、いい加減な返事をする。
『全く!!本当にこれで良いのねええ?』ママは反対側の靴を持ってきてもらって店員さんに見てもらう。
『これなら大丈夫ですね。防水だし、中には暖かいボアが付いているし、暗い所でも光るテープがここに有るし、甲と足首はマジックテープで止めるので着脱も簡単だし。大きさも少し大きめだけれど、厚手の靴下履く事も出来るし、これから少しくらい足が大きくなっても大丈夫です。』と言われ、これを買う事にした。完璧だ!

『ママも欲しいなあ・・見てきて良い?』と、ママは自分の靴を見に行った。
『これいいなあ・・でも、高いなあ』と、ママ。
『かっこいいじゃん!!』と、脳天気な光ちゃん。
光ちゃんのブーツ79ユーロ。ママの靴も同じ値段だ。
『うーーーん。今回は止めておこう』ママは断念した。
『ママ?買わないのおお?なんでえええ?』と、光ちゃんは言う。
『あのねえ・・パパが、一生懸命働いているんだもんねえ、こっちでバカバカ使うわけにはいかないでしょお?』
とは言ったものの・・その後、
暑かったので光ちゃんの着替えのTシャツやズボン、セーター靴下を買い。ついでに(?)ママのブラウスとセーターとパンツを買った。
(パパ感謝!あなたががんばって出稼ぎに行ってくれているので私達は気兼ねなく買物が出来ました♪)

光ちゃんは、すっかりママ達の買物に飽きてしまったようで、『アイス~。アイス~』とレジで歌いだした。(苦笑)
『おりこうさんにしていたら、この後はアイスを買ってあげる~!!』と、言い聞かせたんだっけ・・・。
その後、アイスを食べ、新しく出来たパン屋さんでパンを買って持てないほどの荷物でバスに乗って帰った。

『いやあーー。疲れたねえ』と、光ちゃんとママは家に帰って言った。
『今度はどこ行く?』、寝る前に光ちゃんは聞いた。
『そうねえ・・』ママは考えた。
次回は、光ちゃんの雪用のジャケットだな。これは、ミュンヘンにでも行くかなあ?
買物はやっぱり止められない。

『ママ~?光ちゃん、あそこに行きたいよ~』
と、光ちゃんが言ったのは、近くのショッピングセンターで、オマとダラダラとお茶を飲んでいたときの事。
(ママはさっさと飲んだんだけどねえ・・オマは時間がかかるのよ!話も多いしね・・)

光ちゃんが指差したのは、ここのショッピングセンターに有る《Kinder Paradies》と言う。要するに買物中に子供が遊べる一時保育の施設だ。
『え?だって、あそこはママは行けないので、光ちゃん一人で残るのよ。大丈夫?』と、ママが言うと。光ちゃん、少し考えて
『うん。大丈夫だよおお・・行く?』と聞く。
『うーーん。すぐに呼び出されるのは嫌だからなあ・・その辺で遊んでいてよ・・』と、まだ終わらないオマを横目で見ながら言った。
『うん・・』光ちゃん、そう言いながら、ママ達の見える所に居たが。その内、策に囲まれて飾ってある模型の展示の中に入ろうとしだした。
『駄目だよお・・』そう言いながらママは財布を持って出て行った。
『じゃあ、行って見る?キンダーパラダイスに。ママは、ここにオマと居るから・・大丈夫?』とママが言うと。目を輝かせて、光ちゃんは
『うん!』と言った。

幸い今日は平日なのでそんなにあふれるほどの子供は居なかった。
『すみません、この子、ここ初めてで、幼稚園でもいつも泣くって先生に言われるので・・無理かもしれませんが・・』と、ママが言うと。係りの女性はニコニコしながら。
『大丈夫よ!今日駄目でも、少しずつでも試してみれば良いじゃない?』と言ってくれた。

靴は脱いで、靴箱に入れ。水筒やスナックは持ち込んで良いらしい。最大は2時間半でこの範囲で一律1.5ユーロ。何か有ったら、ポケベルで呼び出される。

『じゃあね!』ママは少し見守ってから出た。

いつ呼び出されるか?分からないので、気が気じゃない。
結局、オマとそこのカフェでお茶を飲んで、大急ぎで友達の子のプレゼントを買って来た。
『うわ!30分たったわ』ママは言った。
『ね?すごいわね!貴方もゆっくり出来たんじゃない?』と、オマが言う。
いや・・ゆっくりは出来なかったよ・・気になって仕方が無かったからね。

『もう迎えに行くわ。帰らなきゃいけないし』ママは言って、光ちゃんを迎えに行った。

『すごいでしょ?ね?少し愚図ったけど、私と同僚が交代であやしたり御菓子を上げたりしていたら、すぐにこうやって遊ぶようになったんですよ』かかりの女性はニコニコして言った。
『あ!ママだああ!』光ちゃんは言いながらも、滑り台を続けている。
『すごいわ!本当に!どうもありがとうございました。』ママは本当にビックリした。

『光ちゃん!もう帰ろう!』と、ママが言うと。
『もう一回!』と言って滑り台から降りてきて、ドアに向かってきた。
『ねえ?何を食べたんだっけ?』と、この女性は自分の指で形を作って、光ちゃんに聞いた。
『うーーんとねえ・・』光ちゃん、お得意の考えるポーズ。
『MAUS!!!』2人は顔を見合わせて笑った。
泣いたのでネズミの形のグミの御菓子を貰ったらしい。

『またねえ~!』係りの女性はニコニコして言った。
『またね~!』光ちゃんも言った。

『また行こうね。でももう。お家に帰ろう』光ちゃんは言った。疲れたらしい。

『光ちゃん!すごいじゃない!がんばったねえ!』と、ママは帰り道、光ちゃんに言った。
『うん。でも、ママが居ないので泣いちゃったんだ。』と、光ちゃん。
『そっか・・おばちゃん優しかったでしょ?』とママが言うと。
『うん。また行こうね。でも、もう幼稚園は行かないよ』と、光ちゃんは言った。

ここは、一杯飛び跳ねるも事が出来るが、幼稚園は室内だからね。光ちゃんにはこういう方が、向いているんだよね。
いっその事、ここに預けるか?嫌がられるか・・・
値段的にもかなり安いじゃないか!10回で15ユーロでしょ?
今の幼稚園は10回で50ユーロ。

でも、こうやって少しずつ慣れて行けば、きっと幼稚園にも行きたくなるだろう・・ママは気長に待つよ。

チョットずつママだけの世界から抜けようとして居る光ちゃん!がんばれよおお。

《Kinder Paradies》まさにその言葉通り。子供達の楽園だったようだ。
『光ちゃん、幼稚園には行かない』と、昨日パパに電話で言ったので。
朝、心配したパパが出張先の日本から電話をしてきた。
『うん、行くよ』光ちゃんはパパに言っていた。

先生の指示通り45分遅れて出かけた。
『光ちゃん・・今日はさあ、1つは泣かない事、もう1つは先生にウンチが出たら教える事、もう1つは片付けなさい。って言われたら片付けること。これをママと約束して守れる?』と、ママは幼稚園に行く道で聞いた。
『うん』と、光ちゃんは浮かない顔で返事をする。

『ねえ?ママが迎えに来たら、ママの顔見たら泣いて良いから。それまではがんばれ!がんばれ!』と、ママ。
『うん・・分かったママ見たら泣いて良いの?』と、光ちゃん。
『そうだよ!それに・・ウンチが出たら言わなきゃ換えてもらえないんじゃ可哀想だから、この際なんでも良いから、先生に言うんだよ。パンパース!!でも何でも良いからさ』と、ママ。
『うん。ウンチがでたよおおおって言うんだよね?』と、光ちゃん。
『後は~。自動車は家に帰ってからも遊べるんだもん。先生が片付けなさあーーいい。って言ったら。片付けるのよ』と、ママ。
『うん。』と光ちゃん。
分かったのか?どうなのか?幼稚園に入って行った。

11時。泣いている子の声は聞こえなかった。
それでも、ママは不安な気持ちで待っていたら、汽車になって一番先頭に光ちゃんは出てきた、ママの顔を見たその途端に顔が涙でグショグショになって、号泣し始めた。
『ママ~・・』それしか言えない。
『光ちゃん!がんばったんだねえ?』ママは抱きしめて言った。
『うん。がんばったんだよ・・』と、光ちゃん。
『今日は、チョット泣きました』と、先生が来て言った。

それだけかい?報告は泣いたか泣かないかだけなの?ママは思ったが、もうどうでもいい。今週は何とか終わったんだから。帰ろう。

光ちゃん、帰り道で『光ちゃんまたチョット泣いちゃったけど、他の女の子も泣いちゃったんだよ』と言った。
そっか・・がんばったね!ウンチはしなかったらしい。片づけが出来ずにまた怒られたらしい。(苦笑)
しかし、何とか行って来た。

午後出かけたときに
『ママ!!見て!!ベンツが一杯だよおお!』と2台続けてきたベンツを指差した。
『アインツ(1)!ツバイ(2)!ベンツがツバイだあああ!!』と、言った光ちゃんにママはビックリした。
『光ちゃん!すごいなあ!ドイツ語で数えられるんだ!!ママビックリしたよおお』と、ママが言うと。
光ちゃんは得意そうに
『うん。アインツ!ツバイ~』と言った。

いつのまにこの子はドイツ語で数字を数える事が出来るようになったんだろう?やっぱり、幼稚園で習ったんだろう。
やっぱり、幼稚園に連れて行って良かった。

それでも、寝るときに光ちゃんはママに言った。
『光ちゃんね、幼稚園好きじゃ無いんだ・・・』そっか。
でも、がんばって行ったんだね。偉かったよ。光ちゃん。
『ママ?明日はおりこうさんにしてテレビを見ているから、幼稚園には行かない』と、あれほど行きたがっていた幼稚園なのに、光ちゃんは言い出した。
『え?どうして?』とママが聞くと。
『だってね、ママが居ないから泣いちゃうと怒られちゃうから・・行かないの』と、光ちゃんが言う。
『そっか・・でも、ママが迎えに行くからそれまでがんばれない?そうだ!チョコレート持って迎えに行くよ』と、ママは言った。
『う~ん。でも行かない』と、光ちゃんは言った。
チョコレートでも釣れないのか・・

光ちゃんの咳も酷くなってきた。
『明日はねえ・・お医者さんに行くから、やっぱり幼稚園には行かないよ』と、光ちゃんは言う。
え?あんなに嫌いだったお医者さんなのに・・行くの?
幼稚園よりもお医者さんが良いのか・・。

う~ん。このまま行かせなきゃ、来年も同じ事が起こるだろう。
ここは心を鬼にして行かせるべきなんだろうか?
まだ3歳になって居ない子にそこまでさせるべきなんだろうか?
ママ・・チョット考え込んじゃった。

とにかく、今夜はかなり咳き込んでいる。明日の様子で医者にするか?幼稚園にするか?考えよう。

あんなに楽しみにして行き始めた幼稚園だったのに、現実はやっぱり厳しいようだなあ。
2003.09.16 巣立ちの日
今日はまさにそんな感じがした。
初めて1人でプレ幼稚園に残るために、風邪でチョット遅れたものの出かけていった光ちゃんはちょっと得意そうだった。
ママが迎えに行った時、ママの顔を見るなり、泣き出した。すでに何度か泣いていたようだったけど。本人はそれでもがんばったんだと思う。
『光ちゃんねえ・・泣いちゃったの。ママが居なかったから』と、光ちゃんは言ってママに抱きついた。

『今日は泣いて大変でした。言葉も分かって居ないようで、少し時間が長いようですので45分遅れて連れてきてください!』そう言った先生はあまりに冷たいと思った。
これじゃまるで、光ちゃんが悪いようじゃない?でも、光ちゃんはそれなりにがんばったんじゃないのかな?
言葉が分からないのは何度も言ったけれど、先生は
『そんなのは大丈夫です!』といった。
泣く子もいるがそれも大丈夫だって言ったじゃない!
それが何?これは?先生はプロだからお金を払っているわけでしょ?何とかしてくれるのがプロじゃないの?
光ちゃんは、ママと離れて全く知らない人の中に残るのは本当に初めてだ。
だったら、もう数回見てくれても良いんじゃないのかな?
始めの一回で、時間を遅らせて来い!は無いんじゃない?

それでも、光ちゃんは帰りの道でハツラツとして見えた。

夕方、オマが来て帰る時に、光ちゃんはママに
『オマと行っても良い?』と聞いた。ママはビックリした。
『ママは行かないよ。いいの?』とママは言ったが、光ちゃんは
『ママはここに居てくれるでしょ?光ちゃん、戻って来るからね』と言った。
支度をして、初めてママ抜きで光ちゃんはオマと出かけた。

『バイバイ~!泣かないでねえ』。と言った光ちゃんは、少し大人になったような気がした。

どうやら、光ちゃんはママから羽ばたこうとしているようだ。
寂しいけれど、ママはここでいつも待っているから、安心して良いんだよ。
がんばれ!
一昨日も昨夜も、珍しく泣いて起きた。
嫌な予感がしていた。そう・・風邪をうつされたらしい。
始めは鼻水とくしゃみだけだったので、大丈夫だと思っていた。
が!!今日は夜になって咳まで出てきた。

金曜日・・エミリーの子のヘンリーがディープキスをしたらしい・・彼女の咳が気になって帰りに『ヘンリー風邪ひいているの?』と、聞いた。
『うーーん。本人が今朝、私、病気なの!って言っていたけれど・・どうかなあ?』とエミリーは言った。
その時、『まずいな・・』と思った。
だって、『最近、この子どこで覚えたのか?キスする時にね、舌を絡ませようとするのよ~。いやねえ』と言っていたから。
はあ・・やられた!!!

明日は、プレ幼稚園!しかも、本格的にみんな10人集まるのに・・。光ちゃんも楽しみにしているのに・・。
明日の朝、咳が出ていたら、幼稚園にはいけない。
一晩で・・治らないだろうなあ・・・

しかも!明日はパパが日本への出張に出発だ!なんとも、タイミングが悪いなあ・・・。
今日はママとエミリーと一緒にエリザベスの家に朝食会に行った。

『わあ!おもちゃいっぱーーいい!』着くなり、光ちゃんとヘンリーは、階下の居間に並んだ玩具で朝食には見向きもせずに走って行った。
『こりゃいい!!』ママ達はニンマリ!
『これなら邪魔されないでゆっくりと朝食に有りつけそうだわ。』エミリーも言った。

今日は、ちょっとここで出た話を書いておこう。
エリザベスはドイツに6歳の時から住んでいるアメリカ人だ。かれこれ22年になる。つまり彼女は殆どドイツ人みたいなもんだ。
お嬢さんのサベナは4歳、下の男の子は(名前忘れた)7ヶ月なので、幼稚園事情なんかも良く分かっている。
自分自身、来た時にドイツ語でかなり苦労したと言う。
ママとエミリーは来る間に、話していた事をエリザベスに聞いてみた。

『ドイツ人の子は遊ぶ時に順番を守るとか、待っている子に譲ってあげるって事を親は教えないのかしら?』と、ママは先日の話を聞いてみた。すると!
『そうね・・ドイツ人はそういうことはあまり重要視していないので・・・横入りなんかしても親は何も言わなかったりするし、人が待っていようが自分が遊びたければ譲ろうなんて考えはあまりしないようね・・悲しい事だけどね』と、エリザベスは言った。
『え・・そうなの?』と、ママは驚いた。
『それにね、私の友達の子は、他人に理由も無く殴られたら、殴り返せ!と教えられているそうよ。まあ、それは極端な例だと思うけれど、私は自分の子には、そういう時は毅然とした態度でNO!と言って、その後は先生に言いなさい!って教えているわ』と付け加えた。

ママは愕然とした。つまり、弱い子はすぐに付け入られると言う事だ。
ここじゃ、こんな小さい子でも自己主張をしなければ生きていくのが困難になるわけだ。
『NO!と言えない日本人』ってのが昔、有ったな。と思い出した。
そう!ここはドイツ。日本の甘い考えじゃ駄目って事だね。

光ちゃんをそこまで強く育てるには、まずはママが強くなら無きゃいけないって事だ。はあ・・こりゃ、大変だな。

手始めに、来週幼稚園に行ったら、先生に『この子に話すときは面倒でも少しゆっくり話して欲しい』とお願いして来ようと思う。
勿論、『1人だけ特別にする事は出来ない!』と言われるかもしれない。でも、言わなきゃ何も変わりそうも無いこの国。ママが守ってあげるしかなさそうだ。

こんなママ達の話を気にもせずに、ヘンリーと二人でテントに入って笑っている光ちゃん・・。
こんな時期も今だけなんだろうか?チョット寂しい気がする。
hanley
(HANLEY)
『ふう!今日は楽しかったねえ~。また行こうねえ』と、光ちゃんは寝る前に言った。
『そうね!また行こうね』ママにも有意義な日だったよ。
今日はメリッサのバースデーパーティに呼ばれた。
本当は、12月なんだけどね。何でも冬は子供が外で遊べないので夏にするんだとか・・・(良く分からない理由)
去年は、結局9月のパーティと12月の本当の誕生日とで2個もプレゼントを買う羽目になった。(苦笑)
今年は12月には家族だけでするので、誰も呼ばないとの話なので、奮発してプレゼントを買った。(それほどでもないんだけど)
パパ曰く『この発想は全く理解できない!典型的なアメリカ人の発想だ!』
他のドイツ人ご主人もみんな同じ意見で、パパは誰も来なかった。
ドイツじゃ一日でも早い日に誕生日を祝うのは不吉なんだとか・・だから、間違っても『会う機会が無いから早めに誕生日おめでとう!を言っておこう!』なんて事はしないそうだ。
日本ではそれほど重要じゃ無い大人の誕生日も、こちらじゃかなり重要でみんな家族や知り合いの誕生日には必ずお祝いの電話をする。
忘れよう物なら大騒ぎになって、酷くなると翌年の誕生日まで気まずい関係になる。(話がかなり脱線したけど。)
とにかく、メリッサの家に行く。
今日招待されていたのは、7ヶ月の子以外全部女の子だった。
砂場で遊びたがる光ちゃんに
『今日は駄目だからふたが閉まっているんでしょ?』と言った。
が!気がつくと女の子達が勝手に開けて遊んでいた。
『ママ?光ちゃんも行って良い?』と、光ちゃんが聞いた。
『うーーん。』ママはメリッサのママのクリスタの反応を見た。
『ああ!砂が散らばるのであけなかったんだけど、もう皆が開けちゃっているので良いわよ』と、クリスタは言った。
『光ちゃんも靴脱ぐよ~』と言って。嬉しそうに駆け出した。
が!!次の瞬間。
『駄目!場所が無いから!入っちゃ駄目!!』と言うメリッサの声が聞こえて、光ちゃん、悲しそうに戻ってきた。
『え?有るじゃない?』ママは思った。
『砂場にはもう1人分のスペースが開いているじゃない!!そんな意地悪しないで一緒に遊びなさい!』とクリスタは言ってくれた。
『これは全部私のよ!!触っちゃ駄目!!』今度は沢山あるシャベルを1人の子が占領して光ちゃんに貸してくれないようだ。
『ママ・・駄目だって・・』と、これまた光ちゃんが悲しそうにつぶやく。
この子のママは見ていない。
『意地悪ねええ!!』沢山抱えて離さないこの女の子にはママもチョット腹がたった。(大人げ無いんだけどね)
『貸してよ・・』光ちゃんが言うが、この子4個もシャベルやバケツを持ったままだ。
『駄目!これは全部私が使うんだから!』とこの子は言う。
『あのなあああ!!あなたには幾つ手があるんだ?』聞きたい気持ちを抑えて。
『光ちゃん、ここに有るこれを使って遊べば良いじゃないの?』と、代案を出したが。これまた横から取り上げる。
この意地悪娘!!!さすがに腹が立ってきた、チラッと見たがこの子のママはお話に夢中。そうなのよ!こういう子の母親っていつもこう!自分の子が何をしても見て居ない。
『光ちゃん!こんな意地悪娘のところに居ないで帰ろうよ』と、ママは言う。(もうウンザリしてきたので、パパに電話して迎えに来てもらおう。)
『帰らないよ・・』光ちゃん、ここまで何も貸してもらえなくてもここに居たいらしい。
光ちゃんは、最近は力で何かを取ろうという事はしなくなった。
『光ちゃんは男の子だから、力が強いけど、女の子は弱いんだから(一概には言えないけど)いじめちゃ駄目よ!』と、ママが何度も怒った成果か?
とにかく、どうしたら良いのか?手をこまねいている状況になってしまった。でも、ハッキリ言ってママにもどうすりゃ良いのか分からないんだけどね。
(きっと幼稚園で学ぶだろう!と思っている)
でも、こういう状況を見ると、ママは介入しないで泣こうがわめこうが放って置いた方が良いのかもしれない。
でもさあ、お互いに悪くても、女の子は絶対に泣くのよね。そうなると、相手のママの手前、ママは光ちゃんを怒らなきゃならないしね・・。これまた可哀想だしね。
とにかく、早く男の子のお友達出来ると良いな。
そうすれば、少し位の争い事も放って置けるんだけどなあ。
とにかく、女の子はこの年でもすでに手ごわいぞ!
hashiru

2003.09.12 将来の夢!?
『ママ?光ちゃんね大きくなったらねFeuerWehrmann(消防士)になるんだ!』
と、急に言い出した。
消防車
『え?』ママは少しビックリした。
だって・・まさか2歳児が将来何になるか?なんて考えるなんて思わなかったもので。
『大きくなったらねえ~』と、光ちゃんは言う。
この前、お祭りで乗った消防車が相当気に入ったのか?昨日、来ていたスェットに書いてあった消防ヘリコプター(?)が気に入ったのか?
『そうなのか・・・』ママは言いながら。消防士は危険だし大変だろうなあ・・・なんて考えてしまった。(現実的な奴だ)
とにかく、明日からプレ幼稚園が始まる、大げさだけと社会の荒波に踏み出すわけだ。
将来何になるにしろ・・。ママいつでも振り返ればすぐそこで見守っているからね!がんばれ!
『ねえ?何で帰るの~?』買物の帰り、光ちゃんは聞く。
『買物終わったからよ~。一杯、食べ物買ったでしょ?だから急いで帰って冷蔵庫に入れないとね』と、ママ。
『何で?何で冷蔵庫に入れるの~?』と、光ちゃん。
『だって・・入れないと痛んじゃって食べられないし、食べちゃったらお腹が痛くなってしまうもん』と、ママ。
『え~?何でお腹が痛くなるの?』と、光ちゃん。
『う~ん。何でだろうねえ・・・?』と、ママ。
最近は、もうこればっかりだ。

『何でレストランへ行かないの?』と、言うので。
キッチンの棚を注文するために家具屋に行っていて、夕飯が遅くなりそうだったのでパパと昨日も行った中華料理レストランへ行こうと決めた。
が!着いた途端。
『ねえ・・何でレストランに来たの?』という。
『だって、光ちゃんが行きたいって言ったんじゃない!』と。ママとパパは言う。
『え~!何でお家に帰らないの~?』と、光ちゃん。
『だって、もう今からじゃ料理していたら遅くなってしまうじゃないの』と、ママ。
『何で?何で遅くなっちゃうのお~?』と、光ちゃん。
『もうううう!!うるさーーーーいい』と、言いたい気持ちを抑えて、光ちゃんの質問に付き合う。なかなか、辛抱の要る仕事だ!
このやり取りが面白いときも多々有るんだが、疲れてくると、ママは逆に
『う~ん。何でだろうねえ?』と切り返す。
そうすると、光ちゃん
『それはねえ~。う~ん。何でだろう?』と、眉をしかめて考える。この顔が可愛くて、たまに意地悪する。

光ちゃん!世の中には『何で?』が一杯なのよ~。なるべく多くの『何で?』を一緒に解決して行こうね!ママの根気が無くなるまで付き合うよ。
2003.09.09 心の成長
『ママ?何考えているの?』光ちゃんは、ママに聞いた。
『え?』ママは少しビックリした。
確かに考え事をしながら光ちゃんを寝かしつけて居たんだけど。

『明後日から、光ちゃんはもう幼稚園に行くんだな~。大きくなったなあ~。って考えていたのよ』と、ママが答えると。
『そうなの?光ちゃん、大きくなったの?』と言う、そして何かを考えているように少し沈黙があった。

『幼稚園に行った時に、ママはどこで待っているの?』と、光ちゃんは聞いた。
『初めの日はね、ママも一緒に残るから大丈夫だよ。』と、ママが言うと。光ちゃんは安心して
『そうなの?ママも一緒に居てくれるの?うーーん。新しいバッグはどこにおくのかなあ?』と、光ちゃんは言う。
『それはね、お部屋の中に置く所があるから大丈夫よ。初めの日にママと一緒に見てみようね』と、ママ。
『誰が居るのかなあ?お友達出来るよねえ~』と、光ちゃんは言う。
『そうだね!一杯お友達出来ると良いね!』と、ママが言った。
『うん!順番で一緒に遊ばなきゃ駄目なんだよね!そうじゃないとお友達が出来ないんだよね』と、光ちゃんは言った。

ママが言っている事のどこまで理解しているのか分からない。でも、きっと、いつか分かるだろう!と思って言って来た。

昨日は、『パパねんねしているから、これ持って行くんだ。風邪ひいちゃうもんね』と言って、光ちゃんは自分のベットから布団を持って来て昼寝中のパパに掛けようとしていた。
その後・・椅子から転落して大泣きしたんだけど、ママは光ちゃんの気持ちが嬉しかったので。
『光ちゃん、パパに持って行ってあげようとしたのね。優しいねえ。落っこちちゃって痛かったねえ。でも、本当に優しかったねえ、どうもありがとうね!』と、泣き止むまで抱きしめた。

『よいしょ!よいしょ!!』今日はキッチンで立っていたママの為に、庭の椅子を引きずって来てくれた。
子供にはまだかなり重いし大きい。でも、がんばって持ってきてくれた。
『あ!ママに持ってきてくれたの?優しいね。重かったでしょ?どうもありがとうね!』と、ママは言うと。
光ちゃんは『そうだよ!ママお座り出来ないからね』と言った。(パパがママのいつも座っている踏み台に座ってしまっていたからだ)

分からないうちに、心の方も成長しているらしい。
『このまま、優しい心を持ち続けていて欲しい。』と、ママは思った。
2003.09.08 お祭り♪
『隣の町でフォルクスフェストをやっているので、行こうか?』珍しくパパがこんな事を言い出した。
(フォルクスフェストって言うのは日本で言えば夏に近所である夏祭りみたいなもの。まあ、ドイツのは多いなビアホールのテントが建つし、楽団なんかが入ってかなり大規模だけど。お店も沢山出る。)

『そうね!じゃ、オマも誘ってみよう!』と、ママが言って皆で行く事にした。
え?なぜ?わざわざ、面倒な義母や義妹を誘うのか?って。これが・・この辺でフォルクスフェストがあるたびに『はあ・・光ちゃんと一緒に行ってメリーゴーランドに乗せたあげたいわああ』と嫌と言うほど言われていたので、パパの居る時なら車だし、切り上げてくるのも簡単だから!それだけの理由。

光ちゃんにとっては初めての体験。(赤ちゃんの時にも行ったけど、覚えていないもんね)
フォルクスフェストの会場には移動遊園地が来ている。
『うわああ!!これ乗る~!!』と着いた途端に自動車やバイクのメリーゴーランドの前に止まった。
『どれにしようか?』とママが聞いていたら。
オマが10ユーロお小遣いをくれた。(勿論、光ちゃんに使うためにね)
『消防車!!』と言っていたのに。レーシングカーに乗っていた。(苦笑)どれでもいいのか・・・
かなりのスピードのメリーゴーランドなので、怖がるかな?と思ったけれど。
真剣にハンドルを握り締め。ママ達の前に回ってくるけど、気がつかない内に通り過ぎる。

2回目は坂道になっているメリーゴーランドに乗った。
『ママ~!!』手を振る余裕が出てきたらしい。

3回目は始めのところに戻って、今回はアメリカのパトカーに乗っている。
『はっろーーー!!』かなり余裕で、挙句の果てに反対側に載っている男の子に話しかけたりしている。

4回目!やっと、転びながら走ってやっと念願の消防車に乗れた!
『カーーン!カーーン!』はしごの部分に付いている鐘を引っ張って鳴らす余裕まである。

訳の分からない蛇のようなグミのお菓子も買ってもらった。
金色に光るラッパの玩具も買ってもらった。
興味も無かったのに・・5ユーロもする(高すぎる!)ボブの風船も買ってもらった。
光ちゃんには今日はパラダイスだったと思う。

『ママ・・また行こうねえ・・』
と、光ちゃんはなぜか?小さな声で言った。
そうだね。これからオクトーバーフェストも有るしね。
パパはもうすぐ出張に行ってしまうけれど・・・一緒に行こうね。
ママもそうだったけど・・お祭りは小さな子供には本当に別世界だものね。楽しかったようで良かったわ。
2003.09.06 神聖な話。
『ちょっと~!パパ!!来てよ!!』
ママは光ちゃんをお風呂に入れながら、ソファでトド(トドに失礼よね)のように寝転がっているパパを呼んだ。
『なんだよ・・』パパはわざと面倒くさそうにノッソリと立ち上がって来た。(さっさと来い!っての)
『あのさあ・・私、持って居ないから分からないんだけど、これ?どう思う?これって普通なの?』
と、光ちゃんのオチンチンを摘まんで聞いてみた。
『え?何が普通かって?』と、パパ。
『だーーかーーらあーーー!これって・・普通はこうじゃないんじゃないの?』と先をめくってみる。
『え?何がおかしいの?言っている事が良く分からない』
『あのねええーーー!私は、オチンチンなんて持っていないから、これが普通なのか?良くわからないから聞いているんでしょおお!!!』
『うーーん。パパに見せてみろ』パパも慎重に光ちゃんのオチンチンを剥いて見る。
『分からないなあ・・医者じゃ無いからなあ』と、パパ。
役立たずめ!!自分で持っていても分からないのか?
『もう良いや・・』と、ママ。
光ちゃんは自分のオチンチンをまじまじと見ている両親にやや不安な様子。(変な図よね・・)
どうも・・・ママ嫌な予感・・・
光ちゃん、真性包茎じゃないかな?そうだったら、手術しなきゃいけないのかな・・?
最近、トイレトレで光ちゃんがオシッコしている時に、気になっていたんだ。だって・・オシッコするのがどうもスムーズじゃないんだよね。少し力んでピュって出て来る。
まさか!人生初めての手術か?来週にはお医者に行こう。
そうじゃないと良いけど・・疑う余地はあまり無さそう。
『ママ~!モンスターのビデオ見る~!』最近、光ちゃんはこればっかり。
昨年出た『Monster Inc』のビデオを探し当ててから一日に一回は見せて欲しい!!という。
『あのねえ~。そんな見たらまた夜に怖い!!って泣くんだから見せない~!』と、ママが言うんだけど・・
『これはねえ、映画だもん。怖くないんだよ~』と言う。
あまりにうるさいのでつけてあげると『これは、映画だもんねええ~』とつぶやきながら見ている。
『怖いのならもう見なくても良いじゃないの?』と、ママが言って消す。
『怖くない!!消さないでええええ』と、まるでモンスターのように泣き叫ぶ。(おいおい・・君のほうが怖いって)
ビデオからテレビに変えると工作をして、こともあろうにモンスターを作っていた。(良いタイミングだ・・)
終わった途端に『ママ~・・終わっちゃったよおおおお』と大泣きし始めた。
『そりゃ、テレビだもん終わるわよ・・分かった!ママと一緒に工作しよう!』
仕方なく、今日は色画用紙を切り取って、目や口をつけてモンスターを作った。
『もっと!もっとーーー!』光ちゃんすっかり機嫌が直ったが・・結局、モンスターを4個も作らされた。
タイミング良く帰って来たパパに得意げに
『パパ!見て!見て!!』と言ってみせる。
『お?お化けか?』と、言ったパパに光ちゃん眉をしかめて。
『お化けじゃないよ・・モンスターだよ』と言った。
そのモンスターは今日は光ちゃんのベットに貼られている。
何でも『今日はこの可愛いモンスターと一緒に遊ぶんだ』とか・・それじゃあ何度も夜中の起きて
『ママ?モンスター来ないよね?』って聞くのは止めてください。
ママはその度に起きて退治をするので・・寝不足です。
『ママはそこで待っていてね!』光ちゃんは言った。
『大丈夫なの?そんなに余裕が有るの~?』ママは聞いた。
『光ちゃん、自分でするから』と、光ちゃんは言って、ズボンとパンツを四苦八苦しながら脱いで、台によじ登ってトイレに座った。
『じょーーずううう!』光ちゃん、ママの口真似で自分を褒める。
そう!光ちゃん、トイレトレーニング中なんだけど、ここのトイレはとにかく高い。ママでも座ると足がブラブラしちゃうんだから。
『紙!紙!水を流して~。出来た~!』
光ちゃん、上手にオシッコして、満足。
『よいしょっと!』また四苦八苦しながらも下に下りて、チョットと得意げにママを見る。
『うん!上手に出来たね~!』と、ママ。
『あ!チョット待ってね!これはこっちで~』光ちゃんお尻丸出しのまま、パンツとズボンを持って光ちゃんの部屋に走る。
『ん?』ママは追いかけていく。
『ここですると上手に出来るんだよ~!!』と、言いながら光ちゃんベットに足を伸ばして座って両足をパンツに突っ込む。
『本当だああ~!』ママが感心すると、光ちゃんまた嬉しそうに。
『ね?ママは手伝わないでねえ~。光ちゃん出来るから』と言いながら一個の穴に両足突っ込む・・・
『あれ?こっち?こっち?』光ちゃんは、窮屈そうにママを見る。
『そうじゃないよ。こっちにも穴があるでしょ?もう一個の足はここに入れるんだよ』と、ついつい手を出してしまう。
『あ!ママはやっちゃ駄目!光ちゃんがああ』と言うが足が抜けないので諦めて、ズボンをつかんで。
『パンツはママが・・光ちゃんはこっちするから』と言ってママにパンツを履かせて貰う。
その後、四苦八苦している光ちゃんにママは、
『がんばれ!がんばれ!』とエールを送った。
『出来た~♪』光ちゃんは言う。
『うん。上手に1人で出来たねえ~!偉い!偉い!』
この調子でねえ・・ウンチも出来ると良いんだけど。まあ、あせらない!あせらない!
光ちゃん!偉かったぞお!随分大きくなったなあ。
昨日の予告通り(?)今日は町にバスで買物に出かけた!
しかし!!まずかった!!なんと!気温は12度だった。
そんな事とは知らないのん気なママと光ちゃんは長袖のTシャツで出てきてしまった。
『寒いねえ~』と、ママ。
『寒いねえ~』と、光ちゃん。バスは待ち時間が無いようにギリギリに出てきたので良かったが、町に着くとママ達のような軽装は居ない。
早速、急いで一軒目のデパートに入った。
『うわ!何だ?』と思わず言いたくなるほど人ばっかり。
どうやら、急に寒くなったのも有るが、来週から一斉に新学期が始まるので、幼稚園やら学校の準備の為に、そこいらじゅうのママ達は洋服の買出し(?)に忙しいらしい。
『ママも負けちゃいられないわあ!』と、なぜだか張り切るママに光ちゃんはすでに退屈。
『ママ~?良い子にしていたらAUTO(自動車)買う?』と言う。
『おいおい・・君ねえ・・君の服を買いに来たんでしょ?』と思ったが、うるさくちゃ買える物も変えやしないので。
『分かった!良い子にしていたらね』と約束をする。確約を取り付けた光ちゃんはすでに気分は玩具売り場。
『モトーラート(バイク)にしようかなあ?ママ~。買いに行く?』といい始めた。
『あのねえ・・今来たばっかりでしょお?』といささかイライラしてきたママ。
しかし!最終的に外が寒いのでまずはすぐに着るための光ちゃんの厚手のパーカー1枚、パンツ2枚、スェットパンツ1枚、ハイネックのTシャツ1枚、スェット1枚、ネルのシャツ1枚、カッターシャツ1枚、手袋1足、靴1足、ママのジャケット1枚(あれ?なんで?)ママの長袖Tシャツ1枚。クッションカバー4枚。
4時間!しめて300ユーロ使った!
『光ちゃん、良くがんばった!!パパだったらとっくに不機嫌になっているところだよ。』
光ちゃんは2ユーロのミニカー(バイクじゃ無かった)と飴を買って貰ってご機嫌だった。
お昼もキチンと食べられなかったのにね。おりこうにしていたね。(勿論、パンやジュースは食べたよ)
『今度は光ちゃんの冬用のジャケットとブーツ買わなきゃ♪』と、家に帰ってパパに言った。
パパは買物に付き合う必要が無いので嬉しそうに。
『そうかあー。光ちゃんもママの買物に大人しくしていられるようになったのかあ』と無責任な事を言う。
『あのねええ~』と文句を言いたくなったが。
連れて行かないわけにはいかないし、第一、光ちゃんを連れて行かないほうが『今頃、どうしているかな?』と気になって買物どころじゃ無くなる。
光ちゃんも退屈だけど一緒に行きたがるので。二人は仲良く買物三昧!
久しぶりに値段も見ないで(大したもの買っていないし必要なものだから)パーーーッと買物できたので、ママはかなり気分が良い!
光ちゃん!また大きくなってねええ♪
ドイツは今年の夏は暑かった!気温が40度に近くなった!
そう・・でも、これはもう過去形になった。
今日は昼間でも15度だった。(寒い)朝はかなり肌寒いので、光ちゃんが風邪をひかないようにと長袖のシャツや長ズボンを探した。
『おや?無いぞ。そうだ!去年の冬からもう8センチも伸びているので、冬服はかなり処分してしまったんだ!』
『ママ~?洋服ないの~?』光ちゃんはママに聞いた。
『そうなのよ・・光ちゃん大きくなってしまったので、ママ古着の回収ボックスに入れちゃったのよねえ・・』
とりあえず、友達の子のお下がりを貰っていたのを出して着せた。
が!!光ちゃん!今日に限って2回もオシッコしちゃった。
『うわあーー!駄目じゃないのおお・・トイレでしなきゃ』そう!光ちゃんただいまトイレトレーニング中のため、たまにこんな事が起きる。
『大変だ!ますます、着る物が無くなったわあ。買わなきゃ♪』
ママは光ちゃんの洋服を買うのが好き♪と言うか、買物好きなのね~。ママチョットウキウキするが・・そうだ!買物嫌いなパパがまだ居た。
今日の買物のついでに長袖のTシャツと光ちゃんの好きなボブ・ザ・ビルダーのスェットシャツを買った。
『ふふふん♪』ママはそんなママに冷たい視線!
でもねえ・・『大きくなったんだもん。着るものが無くちゃ困るもんね!』と、ママは聞こえるように独り言を言った。
『そうよ!パパ!子供は大きくなるんだから!覚悟してよね!』さてと・・これから通販の子供服のチェックしなきゃ。やっぱり、フランス製がお洒落よね~。
でも、冬物は高いのよね~。とりあえず、安いところで買うか。
明日はパパが会社に行っている間に、町に行こうかなあ。
やっぱり、買物は止められない。
毎日ママは夜7時半を過ぎるとイライラ気味になってくる。
それは?光ちゃんが片付けをしないから。
『光ちゃん!何度同じ事を言わなきゃいけないの?この針がここに来たら今日はもうお風呂しないからね!』と、時計の8時を指差す。
すると、光ちゃん慌てながら片付けはじめるんだけど・・これが!のろい!!途中で遊び始める。
『もう!遊びは終わり!!片付けなさあああああいい!』
この時きっと、ママの頭には角が生えているだろうな(苦笑)何度か急かせると最後にはウソ泣きをし始めて。
『ママも一緒に片付けてええええ』という。毎日同じ。
パパは勝手にゴロンと横になってテレビを見ている。汚いと文句を言うくせに何もしない!全く!これまた毎日同じ。
ママだって、休みたいんだから!!!
光ちゃんは、まだいい。可愛いから。でも、パパは可愛くない!
『全く!外国人の男性は家事に協力的だ!なんて誰が言ったんだ?ウソもいい所だ!この結婚は失敗だった!!』と、後悔するのもまた同じ。
はあ・・戦争の一時間を過ぎて夜9時。光ちゃんはベットに入った。
来週からプレ幼稚園も始まる。もう少し早く寝かせなければいけないんだけど・・・気がつくとこの時間。
どうすりゃ良いのか?ママはもう手一杯なのに。。。
チョット落ち込む。