今日は、珍しく晴天だった。天気予報では、明日からまた天気が崩れそうと言っていたので、約束していた、自転車用のヘルメットを買いに出かけた。

『あそこにあるだろう・・』と思っていた、ショッピングセンターの中に無かった。
ヘルメット買うんだよねえ・・』光ちゃんは、不安げに言う。
珍しく、他の玩具も我慢している様子だ。

(実は、ここでママはローラースケートの靴を見かけて、『これ買ってあげようかな・・』と思っていた。25ユーロ。でも、ヘルメットが無きゃこれも出来無いので、言わなかった。)

『う~ん。ここにも無いか・・』何軒か見たが無い。

以前ヘルメットを売っていたのを見た、道路を隔てた、日曜大工センターに行く。

『あ・・光ちゃんのサイズが無い・・・仕方が無い。自転車屋さんまで行こう!』光ちゃんのサイズであろうと思われるサイズが切れていたので、そこからさらに、10分ほど歩く所にある、自転車屋さんまで行く。

『ここになら絶対に有るよ!』ママが言うので、光ちゃんもがんばって歩く。
すでに、1時間以上休憩無しで歩いている。さすがに、少々疲れた様子だが。光ちゃん、ヘルメットの為に、がんばって歩く。

目指す店に着くと、有る、有る!沢山有る。

『ふあー。こんなに高いのか・・でも、安売りので良いか・・。』と、ママが見ていると。
『光ちゃん!このコアラちゃんのが良いよ!』と、目ざとくコアラの書いて有るヘルメットを見つける。
『おいおい・・・コリャ高いじゃないか・・・』
ママが見つけたヘルメットは安くなっているので20ユーロだ。しかし、光ちゃんが気に入ったのは35ユーロじゃないか!!
ちょっと~。値段を見てから言ってよねえ』ママは無理な注文をする。すると、店に店員さんが来て、光ちゃんに合うサイズを見てくれる。

『どれが良いかしらねえ~?』店員さんはそう言って、光ちゃんのリクエストした、コアラの絵柄のヘルメットをかぶせた。
『あら?これは小さいわねえ・・』店員さんは気の毒そうに言った。
『え?』ママが聞き返すと。
『ごめんなさい・・頭が小さそうに見えたので、これで大丈夫かと思ったんですが・・。このサイズじゃ駄目ですね。こうなると、子供用のサイズじゃなきゃ、かぶれないですね。』店員さんは気の毒そうに言った。

つまり、光ちゃんの頭は大きいので、すでに可愛い絵柄のヘルメットはかぶれないって訳だ・・(苦笑)

探してくれたヘルメットは、男の子って感じがする。シルバー、ブラック、グレーで線が入っていてカッコいい。

『どう?気に入った?』店員のお姉さんが聞いている。
『・・・・』光ちゃん上の空だ。

この時、すでに光ちゃんはさっき見かけた、ローラー(キックボード)が気になって、そっちに行きたくて、ヘルメットどころじゃなかった。
『ママ!ローラーみたいよおお!』

『ヘルメットが決まったら、少しそれで遊んで良いわよ』お姉さんが言ったので、光ちゃんは
うん!これカッコいいよ』それだけ言って、さっさとあっちに行ってしまう。

39ユーロ。なんだよ!一番高いじゃんか・・』ママは内心思うが、安心を買うわけだから、仕方が無いよね。

光ちゃんを追いかけてキックボードを見に行く。
『49ユーロか・・』これから、春になる訳だし、これで、運動させるのも良いか・・
そう思って買ってあげようと思ったが・・・

『あ・・これじゃ・・すでに彼には少し小さいですね・・担当者と相談してみて下さい』さっきの、女性の店員さんは、ヘルメットの担当者だったようで、今度は自転車の担当の男性に代わった。

『キックボードが欲しいようなんだけど・・これじゃ、小さいですか??』光ちゃんはすっかり気に入って、店中走っていたんだが・・

『そうですねえ・・彼にはもうこれは小さいねですね。この上のサイズを見てみましょう』そう言って、上のサイズを出してくれた。

89ユーロだ・・』ママは目ざとく値段を見た。
この値段なら、さっき安くなっていた自転車が有ったじゃないか・・・

『光ちゃん、このサイズじゃもう小さいから、こっちで試してみてよ・・』ママが手渡した大き目のサイズを光ちゃん試す。
『大きさ的には、これでピッタリですよ。これなら、これからもまだ長く使えるし。』その店員さんは言った。

『光ちゃん?どう?』ママは聞いた。
『・・・出来無い・・』光ちゃんは、言った。
そう!小さいサイズは3輪なんだが・・このサイズは前と後ろに一個ずつの車輪しかないので、慣れない内はバランスが取れない。

『これじゃ、ひっくり返っちゃうから、恐いよ・・』光ちゃんは言った。

『じゃあさああ・・自転車にすれば?』ママは聞いてみた。
『うん!自転車にする』ママの願いを聞き入れた。

『さっき有ったのはあ~。どうかなあ?』と、特価になっている自転車を見せた。
『座ってみてごらん。』と、店員さんは光ちゃんを座らせた。

が!!!またしても店員さんは言った。

『ああ・・これじゃ、この子にはもう小さいねえ・・一個大きいサイズじゃなきゃ駄目そうですね。』

またかよおおおお!!』ママは思った。

なんだよおおお!!安いのが何も買えないんじゃないの!

12インチの自転車は、今は乗れてももうすぐに乗れなくなってしまう、って事で16インチの自転車になった。
同じタイプで緑、黄色、青、赤が有ったが、
『光ちゃんはねえ~。黄色が良い♪』そう言って黄色の自転車を選んだ。

111ユーロか・・また高くなったじゃないか・・』ママは内心思ったが。
光ちゃんはすっかり気に入った様子だ。

確かにねえ・・安くてもすぐに使えなくなってしまうんじゃ、これほど無駄な買い物は無いもんね・・・

しかし・・・ヘルメットを買うだけのはずが・・自転車まで付いてきちゃった・・・光ちゃんにすれば”棚からぼた餅”以外の何物でも無いよな・・

ママはチョットパパに悪かったかなあ?と思ったが、そろそろ、光ちゃんは自転車の必要な年齢だし、ヘルメットはこれから、様々な物に必要になる。しかも、大事な頭を守るものだから、活発な光ちゃんにはやっぱり、きちんとしたものが必要だよね。

こんなもんだよな・・無用な物を買ったわけじゃない。』半ば自己暗示のようにママは繰り返す。早速、嬉しそうに乗っている光ちゃんを見ながら思った。

戻ってきたら、上の階に住むおじさんが
『お?もう自転車に乗れるのか?すごいなあ~』と、光ちゃんに聞いた。
『そうだよ~!見てみて~!!』光ちゃん、嬉しそうに見せる。
『ヘルメットだけ買うつもりが・・ローラーになり、自転車になってしまったわ。しかも、全て小さな子供用は、小さすぎて買えず・・値段も比例して高くなった・・・そんなもんよね・?』ママが言うと、おじさん笑って
『あはは・・そんなもんだよ~。』と言った。

光ちゃんはもう1人のご近所さんにも見せて自慢していた。

帰ってからも、何度も玄関に見に行っては
『ママ?かっこいいよねえ~』と言った。
パパから電話が掛かってきたので
『・・・こんなわけで、自転車買ったわ』と言うと、
え・・自転車買ったの?君?どこで?』とすっとんきょうな声で聞き返した。自転車屋さんの名前を言うと。
『あ~。あそこなら、良いもの置いてあるし、実は僕も、この前あたりからそろそろ自転車買ってあげようと思っていたから。』と言った。
『ヘルメットもスケートに必要だし、もう三輪車では小さいしね・・自転車が有った方がいいかと思って・・』とお金を使ったことに、少々後ろめたくて言い訳しているママに。
『あはは・・別に良いじゃないか?』と、パパは笑っていた。
『良かった・・・』パパの出張中に、こんな買い物して、ごめん。
早く戻らないと、ストレス解消で今度は”車”買っちゃうよおお~。

そう・・・ママのストレス解消は・・衝動買いなのだ。
25ユーロのローラースケート靴から始まって、最後は111ユーロの自転車になってしまった。

はあ~。スッキリしたああ~。

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