『今日も、光ちゃんは一人だったんだ・・』光ちゃんは、そう言った。
『寂しかっただろうねえ・・』ママはそう思った。

お友達に『あっちに行け!』って言われたのだと言った。
『そうか・・』ママはかわいそうだけど・・・そのまま聞いていた。

『でもさあ・・一人で遊んでも楽しいんだ・・』光ちゃんはそう続けた。

『あ!そうそう・・今日ね、黒い男の子が入園したんだ・・もう、光ちゃんは幼稚園に来ない!って言ったんだ』と、言う。

この子は、入園の説明会の時に、片っ端から光ちゃんの遊んでいるおもちゃを取り上げて行った、ついでに最後は母親が、自分の子が泣くもんで、光ちゃんが必死に守っていた玩具まで取り上げていったと言う、いわくの有る子である。(すでに前に日記に書いたが・・)

『あの子がさあ~!また、光ちゃんの所に来て、光ちゃんが遊んでいるものをとるんだ!(怒)』と、光ちゃんは嫌そうに言った。

『もしかしたらさあ・・・その子も、光ちゃんみたいにお友達が欲しいのかもしれないよ。きっと、光ちゃんと遊びたいんじゃない?』ママは言ってみた。光ちゃんは、ほんの少し黙って
そうかな・・?』と言う。
『うん・・ママはそう思うんだけど・・・』ママが言うと。光ちゃんは
『じゃあ・・明日、聞いてみるよ』と言った。
『その子の名前はなんていうの?』ママは光ちゃんに聞いた。
『それがさ~。Wie heisst du?(君の名前は?)って、聞いたのにさあ~。言わないんだよねえ!それに、何言っているのか?分からないんだよなあ』と言う。

『あ!あの子さあ~。ママもパパもアフリカから来たって言っていたから、ドイツ語分からないんじゃない?』と、ママが言うと。

『そうなのかなあ~?でも、明日、また聞いてみよう♪』光ちゃんはそう言った。

『光ちゃん、随分成長したなあ・・・』ママはそう思った。

『でもさあー。邪魔するんだよなあ・・邪魔しないで!って明日は言おうかなあ?』と言った。
『そうねえ・・でも、光ちゃんだって、お友達に”あっちに行け!”って言われて、悲しかったでしょ?だから、光ちゃんが言われて悲しかった事は、他のお友達にも言わないほうが良いと思うよ』ママは言ってみた。

『そうか・・』光ちゃんは、何か考え込んでいた。

3歳児に、ここまで言っても分からないかもしれない。でも、光ちゃんはきっと覚えているだろう。光ちゃんが、去年、プレに入った時、ドイツ語があまり話せずにコミュニュケーションが取れずに、つらかった事を・・。

同じシチュエーションになった時、光ちゃんはきっとママが話した事を思い出すだろう。

『優しい心を持った、光ちゃんのままで居て欲しい。』ママはそう思う。

『そうそう!今日ね~。光ちゃん、また沢山意地悪言われたんだけどさあ~。きっと、神様は見ていてくれたよねえ?意地悪言った子には、きっと×つけたよねえ~?』光ちゃんはそんな事を言っていた。

そう!我慢した光ちゃんはきっと一杯○(まる)貰ったと思うよ。

『明日は、幼稚園に行きたくない』光ちゃんはパパにもママにも何度もそう言った。でも、買い物に行った時、二人の女の子が、
『はろー!光ちゃん♪』と言って追いかけてきた。

『あ~!幼稚園で一緒の子だよ!』光ちゃんは言った。

光ちゃん、何がかんだと言っても、幼稚園生活が始まったようだ。

がんばれよ~!!!
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