今日は兼ねてから予約していた光ちゃんの病院の日だった。

朝5時半に起きて、6時半には車で出発した。

『まだ夜なのにいいい・・・(涙)』と、普段はもう1時間半は寝ている光ちゃんは言う。

アウトバーンで1時間、地下鉄の駅に車を止めてそこからまた40分。

病院へ着いたのは8時半。そこから、受付を済ませるまで1時間弱、耳鼻咽喉科で、またしても受付をして、呼ばれるまで40分!

光ちゃんすでにかなりお疲れモード。

やっと先生に呼ばれて、診察5分。今度は言葉のテストの為に、他の部屋で検査・・これが、30分位掛かった。

まず、ママが光ちゃんを向き合いに抱っこして、先生が色々な音を後ろで出して、光ちゃんの反応を見る。

次にママやパパにも質問が来る。
2ヶ国語を話す光ちゃんにとってはやっぱり、それがかなりハンデになっているようだ。

同じ4歳児に比べて、光ちゃんの語学力はどうだ?と言うのもや、親族に言葉が遅れている人が居るか?計算が出来ない人がいるか?等など・・

先生は自分がのどが痛いらしく、かなり不機嫌。パパが筆問に的確に答えず、どうでもいい説明がつくので、
『そんなことがはどうでも良いので、質問だけに答えてください!』と、叱られている(爆)
(他人の話を聞かない奴だ!!)

最後はカードを見て、絵が何か?これを誰にあげたいか?
発音がおかしいものは先生がゆっくり直して言わせる。などなど・・

『これは?知能検査か?それとも心理検査か??』と思わせるものだった。

それも終了して、今度は聴力検査。全部終わったのはすでに11時半過ぎ。

『全て終わったら、またここに戻ってきてください』と、先生が言ったので、待っていたが・・いないじゃん!!

光ちゃんはすでにかなり疲れて機嫌も悪いし、眠い!

ママも待たされることを予想して、付録つきの雑誌や、お菓子を隠してきたが、すでに、もう無い。

イライラしたパパが、何度か受付に聞きに行くと、どうやら先生は手術の最中らしい。
『初めから言えよなあ・・』そう言いつつ、食事に行く。

この病院、まるで空港のように、広いし、中にはスーパーを始め、お土産やさんやカフェやレストランが有る。

とにかく、朝早くから出たので、昼食は愚か朝食だってまともに取っていない。

光ちゃんの分は途中でパンを買ったり、ジュースも持ってきたので、光ちゃんはなんとか色々ありついていたが。ママもパパも腹ペコ。

同じ待合室に居た、女の子を連れたパパが後から来た。
『おや!あなたたちも来たんですね?』パパが話しかけると、相手の人も。
『全く!こんな小さな子供をいつまで待たせるつもりなんだ!』と言って話してきた。

『もし良かったら、一緒のテーブルに座りませんか?』パパが話しかけた所、退屈している父親同士、どうやら気が有ったようだ。

話を聞くと、この女の子はレベッカ、今月4歳になる、光ちゃんと同じように耳の聞こえが極端に悪いらしく、同じ手術を勧められて来たらしい。

光ちゃんとレベッカはアイスを食べて、お互いに様子を伺っていたが、そのうち、
『きゃははあ!!』と、二人でその辺を追いかけっこし始めた。

ここも退屈した子供同士気が有ったらしい。

ここで30分位過ごして、
『もうさすがに居るだろう!』と、われわれ二組の親子は待合室に戻った。

すでに、うんざりした患者が沢山座っている中、光ちゃんとレベッカは歓声をあげて走り回っている。

『ちょっと!みんな病気なんだから!!おとなしくしなさ~い!!』ママが言うが、パパもレベッカのパパも
『子供なんだから、仕方が無いよなあ。放って置けよおお』なんていっている。

『あのお・・・そう言われてもですね・・・私が居る限り、形だけでも注意しなければ・・・』ママは内心思う。

そんなママの気持ちなんて、全く察する気配も無い光ちゃんは、まるで”水を得た魚”状態で、すでに汗だくになって追いかけっこしている。

しかし、待つこと10分くらいでまずレベッカが呼ばれた、
『ちょっと、トイレに行って来る』パパがトイレに行ってしまった間に、何と呼ばれちゃったじゃないのおお!!

先生も忙しいのでまさか『主人がトイレに行っているので待って下さい』ともいえず・・『すぐに来るだろう・・』そう思って、診察室に入る。

そこには主任の先生らしき男の先生も居て、
『聴力は問題ありません。中耳炎も現在は収まっていますが、アデノイドの除去の手術と、耳の中チューブを埋め込んで、中に溜まった分泌液が上手く流れるような手術をしたほうが良いと思われます』とか何とかいう感じの説明を受けた。

この先生、忙しいらしく、
『後はこちらの先生から説明を受けてください』と言っていなくなっちゃった。

『うわあ・・困った!私に説明されてもさああ・・全く!パパはいつになったら来るんだよおおおお!!!』ママはあせったが、女医さんは今後の説明を始めちゃっている・・

『・・と言うわけで、後は看護婦さんに付いて行って、手術の日を決めてください』ここでやっとパパが戻ってきた。

『あなた!遅いのよ!!!(怒)』ママは言ったが、本人は
『そういわれても、トイレに行きたかったんだから、仕方が無いじゃないか!』と言う。

『あのなあ・・5時間以上待って、何も一番大事な時に、トイレに行かなくても良いじゃないの!!!大体、さっき調子こいてビールなんて2本も飲むからじゃ!!!』ママはそういいたいのを我慢して・・・

『それで?どうすればいいのですか?』なんてパパが聞いている間にも先生には2本も電話が入りかなり慌しい。

『ですから・・。後のことはこの看護婦さんに付いて行ってください。予約はこの部屋を出て右に行って突き当たりです』と先生が説明するのに、パパは
『じゃ、今日はこれで終わりで良いんですね?』なんて帰ろうとする。

『そうじゃなくて、手術の予約をしてください』と先生に言われる。

どこまでも、他人の話を聞いていない奴だ・・・

診察室を出ると、左に行こうとする・・

『そちらではなく、こっちです!』看護婦さんにここでも注意される。

『こいつは??何も聞いていないのか?もしや・・耳の手術が必要なのは・・光ちゃんよりもパパでは???』ママ、この時点で本気で思い始める。

見ると先に呼ばれたはずのレベッカとレベッカのパパがまた診察室の前で待っている。

ママたちは先生に手術の為に沢山書類を持たされたのに、彼女たちは持っていない。

『あ・・レベッカは手術はしないでも良かったのかな?』と思いながら、予約を入れるために指定された部屋に行く。

一番急いでもらって12月21日に決まった。手術は朝7時半から始まる(一体何時に起きれば良いんだ!!)ので、その時間までには受付を済ませて置く事、当日は近ければ手術後、帰宅しても良いが、生憎、ママたちは何かあってすぐに病院へ駆けつけられる距離では無いので、光ちゃんとママは病院へ1泊することになった。

近所の先生の話では3泊と言われたが、1泊で済むらしい。

パパ、急に廊下に出て行ってしまった・・(何だよ?)
『僕たちは12月21日になった』廊下で待っているレベッカのパパに話したらしい。
どうやら書類が出来ていなかったので、待っていただけでレベッカも手術になったらしい。

結果・・『家も12月21日になった!』予約を済ませたレベッカのパパが言った。

どうやら、光ちゃんとレベッカは”オペ友達”になった!(笑)
同じ日に二人は前後して手術することになった。

先生の話では、この手術を終えた子供達は2~3時間もすると、その辺を歩き回っているようだ。

良かったんだか?なんだか良く分からないが・・少しでも知り合いがいる方が、こっちも何となく心強い。

『じゃあ、また!!』なんて言い合って、パパたちは病院を後にした。終わったのは3時だった・・・病院ですでに6時間経過していた。

この後、ミュンヘンのクリスマスマーケットに行って、ついでに新しく出来たという、日本食のスーパーを探したかったが・・・光ちゃんすでにフラフラ・・。

『やっぱり、今日はこのまま帰ろうか』と言ったが、どうしてもクリスマスマーケットに行きたいと言う。

行ってみたが光ちゃんもうそれどころじゃない。

スーパー探しも断念して、グルーワインのカップを手に帰路に付く。

また地下鉄に乗り、やっと車に乗って、光ちゃん寝息を立て始めた。家に着いたときはすでにおきてから12時間経っていた。飛行機に乗っていれば日本に着いている。

長い、長い一日だった。光ちゃん良くがんばったね・・。
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