朝5時には家を出て、病院には7時に到着。
が!!耳鼻咽喉科・・・
『開いて無いじゃん!!!(怒)』7時半に手術始めますって!あんた!!!

結局、7時20分に、看護婦さんが来たが、
『ここじゃありません』と、ふざけたことを言う!他に回されて、そこでも
『え?ここじゃありません』と言う。
他にも3組の手術予定者が居たので、みんな怒って、そこに押し入る(笑)結局、そこの中を通り抜けて、外来手術受付に行く。ここでも、またまたされる。
『おい!7時半から手術だって言ったじゃないか!』怒ってみるが、看護婦さんは優雅にコーヒータイムだよ・・・

7時45分、麻酔科の看護婦さんはのんびりと点呼を取る、来ていない人が居るらしく・・そこから何も進まない。結局、8時半・・やっと待機室(後にリカバリールームになる)に入る。
ここでも待たされて・・・結局、予備麻酔と証するシロップが渡されたのは9時過ぎ。

年の若い順番(つまり子供が優先)で、光ちゃんは一番目。
『少し、だるくなるまで待ちましょうね』と言われるが・・その場の一同、
『なるとは思わないが・・』<と、元気一杯の光ちゃんを見て言う。
そう・・15分経っても光ちゃんはそのまま・・眠くなる気配すら感じない・・。(涙)

9時半!!
『あらああ~・・全然利いていないじゃない!』の驚きの声
『もう始めましょう!』と、強行手段に出た!(え・・そんなのありなの・・・?)
『麻酔を掛けます』そういわれて・・ママが同行する。

看護婦さんが3人と麻酔医が一人で、光ちゃんを取り囲む。
ガシッと腕をつかまれて、光ちゃん恐怖でパニックになってきた。
『ママ~!!!(涙)痛いよおおお』
ママは光ちゃんの手を握る。見ると看護婦さん2人が、しっかり光ちゃんの左手をつかみ、
『パンパン!』と、手の甲を叩いている。
『うわあーー。手の甲って針刺すの痛いのよねえ・・』ママが動揺してはいけないので、
『大丈夫!すぐ終わるから!見ちゃ駄目よお』と言うが、光ちゃんの目は、”大きな針”に釘付けで、泣き、目から大粒の涙がどんどん出てくる。
『痛いよおおお!!ママ~!!痛いよおお』光ちゃんが泣く、
『ハイ!』と、麻酔のマスクを口に当てられるが、
『いやだああーーー!痛いよおお』と、光ちゃん首を横に振る。無理やり押さえつけられている・・この間も、大粒の涙がポロポロこぼれる。掴んでいた”ベアー”のぬいぐるみが床に落ちた。
『あ~!もういいわ!!』麻酔医の先生が指示した。見ると光ちゃんは涙をこぼしたまま、深い眠りに落ちていた。
『もうそこのドアから出て行って良いですよ』看護婦さんは、多分、呆然としていたママに行った。

ママは急いで光ちゃんの目から流れている涙を手でふき取った。
『がんばれよ~』と、心で言いながら。
『手術は30分もすれば終わりますから』看護婦さんが言った。この間にママはコーヒーを飲みに、パパは外来の受付を済ませに出かけた。

『こんな事なら、あそこに居れば良かったかなあ』と思っているうちにやっと25分過ぎたので、待機室に戻るが・・まだ終わっていないようだ。

『遅いわねえ・・30分って言ったのにねえ』次の順番を待っているママが言う。
『そうですよね・・もう45分経っているのに・・』そんなことを話していると、
『光ちゃん!おきなさーーいい』そんな声が聞こえた。
正味・・1時間経っていた。

看護婦さんに抱きかかえられて光ちゃんは戻ってきた。(付け加えておくが・・そう・・こういう肝心な時にパパはまだ受付から戻っていなかった・・・)

『このマスクを鼻の所で押さえていてくださいね』看護婦さんが言う。
『はい・・』ママは言われたとおりに押さえようとした瞬間・・光ちゃんが
『う~ん!!!』と、泣き声とも唸り声とも着かない声をあげて、腹ばいになっちゃった・・。
『これじゃあ、マスクで酸素すえないじゃん!!』そう思って、ひっくり返そうとするが、覚醒状態で、物凄い力で拒否する。
『ママが抱っこして一緒に寝ても良いです』と、看護士さんが言うが・・実は、ママ昨日から痛み始めていた腰痛が、物凄く酷くなっていて、光ちゃんを抱きかかえるなんて!!絶対に出来ない。したら、そのまま今度は自分が入院する羽目になりそうだ。

顔を横向きにしたまま、光ちゃんは相変わらず泣き声とも、唸り声とも言える声を発しながら、いびきをかいて寝ていた。
ここでパパが戻ってきた。
『もう、随分長い間いるの?』と聞く。
『え?たった5分前よ!』と言っている間に、光ちゃんまた唸りながら向きを変えた。
『駄目よお~。これかけなきゃ・・』と言ったところから、悪夢が始まった。

『いやだああーーーーー!!』光ちゃんマスクを跳ね飛ばす。
『寝ていたくないーーーー』そう言って、ベットから降りようとする。


『駄目だよ・・まだ歩けるはず無いんだから』と、ママとパパが言うが、物凄い力で二人を撥ね付ける。

勝手に、付いていた器具を離し、マスクも放り投げて一瞬の隙をついてベットから降りてどこかに行こうとするが・・・
まだ麻酔がキチンと切れていない。

『どっかーーん!』床に転がった。

着ていた手術着も、自分で剥ぎ取る。
『寒いから着なさい』と言っても
『着ない!!!!寝ないーーー!!』と言って聞かない。
パンツに片方のソックスだけで、何も着ようとしない。着せようとすると暴れる!!

途中で看護婦さんが見に来て眉をひそめて
『服を着せてください!今、オペが終わったばっかりなんですから』と言う。
『着せたくても着ないし、剥ぎ取るんだ!ついでに、こいつの身体は熱いから、風邪なんて引かない!』
パパは格闘して言う。

ママは仕方が無いので、押さえつけてなんとかもう片方のソックスとスウェットのズボンだけ履かせた。押さえつけているパパに
『あっちに行く!!!』と言って、キックするし、殴りかかる・・。

『まるで・・麻薬の切れた患者か、悪霊の取り付いたエクソシストだな』ママは本心でそう思った。(どっちも、本物は見たことは無いが・・)

『ここにいなきゃ駄目だ!』パパは光ちゃんを押さえつける、
『いやだああ!!!離せ~!!!』光ちゃんは叫ぶ。

全く・・・修羅場だ・・

手術を待っている他の子供も親も、一同呆然だ!!恐怖で凍りついている。

『こんなことも有るんですよ。子供にね』と看護婦さんからの通報(?)でか?麻酔医が再登場!

『チョット押さえてください!』と、暴れる光ちゃんをパパとママが押さえつける間に、何と!3本<も!!!鎮静剤を注射した!!!

戦い・・1時間・・・やっと、光ちゃん治まってきた。

手術後痛みが有ったらかわいそうだな・・とかは、考えていたが・・・

麻酔が切れるときに暴れる可能性があるなんて!!!聞いたことも考えたことも無かった・・・。

この教訓を生かしたのか?次の男の子は、手術後にすぐに鎮静剤を注射したらしい・・時折、『痛いよおお』と泣くが、その後ママに抱かれて寝入ってしまった。

喉が渇いたと言う、光ちゃんにママはジュースを飲ませたり、持ってきたお菓子を一緒に覗いて口に入れた。

『ちょっと!!あなた!!何しているの!!!』図体も態度もでかい怖い看護婦が飛んできた。
『今、手術が終わったばかりなのに!!口に入れられるのは水だけです!!!そうじゃないと、大量出血になりますよ!!』

『え!!!だったら、早く言えよ!大体、どんな手術をしたか?どうだったのか?も説明もしないで、いつまでここにいなきゃいけないとも言わず・・持ってきて置いて言っただけで・・・それにさっき、『何か飲みたい?』って聞いたじゃん!!』

『あのお・・じゃあ・・何を飲んだら良いんでしょうか・・?』ママがおずおず聞くと・・
『ふん!水です!炭酸の入っていないね!今持ってきます!食べて良い物は、バニラのアイスクリームか、ヨーグルトです!!!』と言う。

『ふ~ん・・アイスか?ヨーグルトか・・・そんなもん無いぞ』そう思っていたら、やっと機嫌が直ってきた光ちゃんが泣き出した。

『あ~ん!!イチゴのサンドが食べたいのにいい!!レモンのファンタも飲みたいのにいいい』

看護婦さんが持ってきたのは・・
”微炭酸の入った”水だった・・・

あのお・・・炭酸の入らない!って言ったのは・・・誰だよ・・・???

そして・・・30分後・・・
『ちょっと!あなた達ミュンヘンに住んでいるんじゃ無いのね!!じゃあ、今日は泊まってもらわなきゃ駄目じゃない!と言ってきた。

『あのお・・・そんなことは百も承知で来ているんですが・・』もう・・この病院ってどうなっているわけ??

看護婦が考えている間。。

『初めからそう言っているのに・・まさか、ベットが無いんじゃないでしょうね!!』と、パパもママも、関係の無い周りの患者さんの家族も、あきれて言う。

『勿論、今手配しますよ!』と言って、例の看護婦さんが病棟に電話する。

あのお・・何のための予約なんだよ・・・

無事、ベットは確保でき・・(いまさらなの・・?)
結局、病室に連れて行ってくれたのは・・2時だった・・・。

そこで・・昼食に出たのは
まだ食べちゃいけないと言われた、固形物の麺と、スープとオレンジジュースだったのは言うまでも無い。。。

そう・・どこまでも連絡の出来ていない病院なんだよ。

担当医に、説明を受けたくても、その場にパパがいなかったので聞けなかった。
病室に来るからと言われて待っていた。

来たのは・・4時50分だった・・・。術後5時間以上経っていた。ついでに、先生が話した言葉は、隣の子に言っていた手術後の報告と一緒だった・・(大丈夫かよ・・?)

病室に来た時点で、他の看護婦さんへの引継ぎで言われたのは
『この坊やは、もう思い切り元気です!しかし、家が遠いので今日は泊まります。それだけです』だった・・(苦笑)

何度も看護婦さんに
『ああ・・今日手術したんだから、暴れちゃ駄目よ!とめてくださいね』と言われたが・・・

じゃあ!!退院させろよ!!!!

夕方5時過ぎにはさすがに光ちゃんも疲れたのか?寝てしまった。
ちょうど、この間に夕飯が来た。

ここでも、食べると喉から出血する可能性があるので、食べさせないで下さいと言われた”固いパン”と、酸味のあるものは駄目と言われた”オレンジ”だった。。。

『これは下げてください、どうせ寝ているし、食べられないもののようだから・・』と、器を提げに来た看護婦さんに言うと。
『何で?だって、鼻の中のポリープを取っただけでしょ?何を食べても大丈夫よ・・でも、じゃ、もしお腹が空いたら言ってね。トーストでもあげるから♪』と親切に言ってくれた・・・

でも・・トーストって・・やっぱり、ガサガサして喉を傷つける可能性があるんじゃん!!!

いやあーー。何はともあれ・・無事終わった。疲れました。


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