ママが午後に、
『さすがに汚いので、今日は掃除する!!!!』と、決意して始めたら玄関でブザーが鳴った。

近所のマーコスが、性懲りもせずに
『一緒に遊んで良い?』と聞く。本来ならママはここで断るのだが・・
『う~ん・・駄目・・』と言ったが、今日は幼稚園は無かったので光ちゃんは退屈だし、外で遊んでいないので、掃除の邪魔をすることは必死だった・・。しばし考えて。
『何をするつもり?』と聞くと。マーコス
『外でそりを引いてあげるよ。ソリもっている?』と聞く。
外でソリで遊ぶのなら、この極寒(-7度)、そう長時間でも無さそうだし・・
『じゃあ良いわ。ソリを出してくるから』と言って、光ちゃんの支度をして外に出した。

『さ~って!これで、掃除が出来るぞ』と思って、外を眺めると、マーコス、光ちゃんをそりに乗せるが、引けないでっひっくり返っている・・。(苦笑)
マーコスは7歳で大きいが、かなりやせている。光ちゃんは4歳ですが・・大きい上に体重も重いので、どうやらマーコスには無理らしい。

その辺の近所の子が放置してあるソリをとっかえひっかえ、使ってみているが、全然引けない様子。
『ぎゃはは』ママはあまりに悲惨な光景に大笑いしてしまった。それに気がついたマーコスが情け無さそうな顔で
『僕・・そり引くのは下手なんだ・・』と言う。

そこで、掃除も全く終わっていないが、
『じゃあ・・家の中で遊ぶ?』と言ってしまった・・・。

ああああ!!!こいつにこれは大失敗な誘いだったのだ!!
そう、彼は初めから光ちゃんの家で光ちゃんの玩具で遊びたいだけだったんだ・・長い間断り続けていたので、そんな事を忘れて仏心を出してしまった私が馬鹿だった!!!!
大ばか者だ!!!!!!!

勿論、マーコスは
『もう外では遊びたくないから、家に入るよ』と言う。
『じゃあ、ママに断ってから来てね』と言うと、大急ぎで家に戻って、舞い戻ってきた。

嬉々として、入ってきたマーコス、光ちゃんに宣言する
『僕は”ごっご遊び”なんて出来ないから。1人で遊ぶからね』
『ええええーーーー!!そうだったああ!!この子はそうだったんだああああ!!!』ママは、マーコスも少しは成長しただろうと、思っていたが、やっぱり、2年前とこれっぽっちも変わっていなかった。

しかし、光ちゃんは2年前とは変わっていた・・・。

マーコスがするものにイチイチ邪魔する。

『もう!邪魔するな!これ以上するのなら、もう帰るし、こない!』と言っている。(そりゃ良いわ・・)
すると光ちゃんは
『帰っちゃ駄目!また来なきゃ駄目』と言う・・。

その間も、マーコスは
『何かお菓子は無い?喉が渇いたんだけれど・・』などと、ママに注文してくる。最後にそこいら辺のお菓子を、さっと掴んで(あ・・それは光ちゃんの分だよ・・君はもう食べたじゃん・・)
『じゃあねえ』って帰っちゃった。

ここで、光ちゃんが叫ぶ。
『だめえええ!!!帰っちゃだめええええ!!!約束したじゃないかあ!!まだ居るって!!!!』絶叫は続くが、当のマーコスは階段を上がって帰っていってしまった。

すると、光ちゃん何を考えたのか?この酷寒の中、ジャケットも着ないで外に飛び出して、マーコスを追いかけて行ってしまった。

『げ・・・』ママはビックリしたが、もう時間は5時過ぎだし、まさか来ないだろう・・・。と思ったが・・甘かった。

『はろー、光ちゃんが迎えに来たのでまた来たよ。ところで、お菓子は無い?テレビ見て良い?』来ちゃったよ・・・(涙)このとき、ママはクリスタの電話を受けていたので、
『お菓子はもうお終いよ。もうすぐ夕飯だからね。テレビは見て良いわ。私は電話中だから静かにしてね』と、二人に告げた。

『ねえ!これやっていい?』また、マーコスが来た、見ると手には光ちゃんのゲームのCD-ROMを持っている。
『ちょっと!どこから取ってきたのよ・・。駄目よ。家ではパソコンは子供の玩具じゃないんだから!』と言うが、
『だって、僕はパパの家に行った時に、パソコンでゲームさせてもらったよ。』と言う。(マーコスのママも離婚して居る)

『あらそう?でも、あなたのパパの所では良くても、ここでは駄目よ。それに、私は電話中なのよ!』とだんだんイライラしてきたママは言う。
『じゃあこれは?』光ちゃんまで他のCD-ROMを持ってきて言う。
『駄目!って言ったら駄目!パソコン壊したらどうするのよ!おとなしくテレビ見ていてよ!』と、ママは声を荒げていった。

実は、クリスタからの電話で彼女が泣いていたので、切ることも出来なかった。

それでも、あまりにも煩いのでクリスタは
『もう話せそうも無いわね・・』と言って電話を切った。

『あのね!ママが電話している時に、してはいけないと普段言われていることをするんだったら、パパと話しなさい』と、言ってママはパパに電話して事の顛末を話して、光ちゃんに電話を渡した。

電話の途中で何度も、マーコスが
『お菓子は無いの?お腹がすいたんだけれど・・』と煩かったので、そのときに
『もう家に帰りなさい』と言ったが、マーコスは
『僕はもっと長い時間ここに居なきゃいけないんだ』と訳の分からないことを言うので、
『何で?』と聞いたら
『何でって・・?』とこわまら訳の分からない答えが戻って来た。
それを聞いていたパパが、光ちゃんの次にマーコスと話した。

『帰る』マーコスは言って帰って行った。すでに6時だった。

結局、この子達は、何一つ一緒に遊べなかった。

そんなもんだ・・兄弟ならいざ知らず、一人っ子の光ちゃんと、末っ子のマーコス。4歳と7歳の差は大きい。

『やっぱり、あなたはマーコスとは年が離れすぎているので一緒には遊べないのよ』ママは光ちゃんに話した。

『うん・・』光ちゃんは納得したかのように見えたんだが・・・
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