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ちょっと重い話になってしまうんですが・・。気分の落ち込んでいる方は読まないで下さいね。

実は、何でも疑問に思って、そのまま聞いてしまう光ちゃんには言えないことが有る。

それは、パパの弟の奥さん、つまりママにとっては義理の妹(とはいえ・・年上だが)に当たるヒリガードががんに侵されている。
先週の金曜日に2度目の手術があった。

1回目は肺を片方摘出した。その後、脳に転移が見つかって、キモテラピーを行い、癌は消えた。

しかし、背中の痛みを訴え続けていた。
この間、3ヶ月、毎週のように病院へ通っていたが、何も見つからなかった。それが、急に先週、肋骨への癌が見つかった。

2回目の今回は肋骨を3本摘出した。しかし、すでに血液の中へ癌が認められているので、今回、医者に家族は彼女の余命を告げられた。

恐らく3ヶ月、もしかすると半年、運がよければ1年。

彼女は50歳になる。早すぎる。この前、娘に子供が産まれたので、おばあちゃんになったばかりで、やりたいこともまだ沢山有るだろう。

彼女は、花を愛していて、5年前に洪水で家が駄目になってしまって、自慢の庭が壊滅したが、その後、また時間をかけて素敵な庭を再建した。

ママは彼女の作るケーキが大好きで、遊びに行く時は『ケーキは有る?』と、パパに確認してもらっていた。(笑)いつも何種類ものケーキを焼いてもてないしてくれた。

彼女は、タバコは吸わない。お酒もそんなに飲まない。唯一、コーヒーが大好きだ。料理も上手くて、生野菜のあまり好きではないママでも、彼女のサラダは好きだ。庭に菜園も作ってあって、
『取立ては美味しいのよ!』と、言っていた。

食べることが大好きだった彼女は、今は胃の痛みで全く食欲が無いらしい。何か食べなければ彼女はこのまま、衰弱してしまうのに・・。

ドイツでは癌の告知は当たり前のように本人に告げられる。

彼女は自分の余命が長くないことも聞いている。きっと、自分の愛した庭の有る家に戻りたいだろう。しかし、今のままでは帰れない。

何か食べられるものが無いのだろうか・・。今は、疼痛治療で痛みは有る程度無くせると聞いたのに、なぜ彼女は、痛みと戦わなければいけないんだろうか?
彼女にはすでにモルヒネしか利かないと聞いた。色々読んでみても、モルヒネは医者の下で使えば、安全だと聞いた。量を増やして今の痛みをとることは出来ないんだろうか?

1年前、一回目の手術後、彼女はすでに夜眠る事が出来ないと言って夜は必ず睡眠薬を飲んでいた。

”死への恐怖”だ。しかし、あの時は一応、癌は取れたと言われていた。それでも、怖くて怖くて一日中泣き、疲れているのに眠れない。フィリップにそう言っていた。

今回は、すでにもう手の施しようが無いと言われてしまった。彼女は、病院できっと心細くて仕方が無いだろう。

最近、こんな知らせばかりでママもパパも自分達がいつまで光ちゃんと一緒に居られるのだろうか?と、不安になる。

人間は死とは背中合わせに生きている。しかし、余命が分かってしまったら、前向きに暮らせるだろうか?

光ちゃんにはいつも一緒に遊んでくれる優しいおばさんのヒリガード。病気の話はしていない。
きっと、言ってはいけない質問を、夫であるフィリップにするだろうから。

一日でも長く生きて欲しい。そのためには、痛みと取って、食欲が出なければ駄目だろう。

ママも日本へ戻る前には、お見舞いに行かなきゃいけない。
でも、変わり果てた姿を皆に見せたくないと言っているようだ。今日は、オマに花束をヒリガードの好きなバラの花束を持っていってもらった。

帰って来ても会えるだろうか・・。彼女にはまだ沢山聞きたいことが有るのに・・。なんだか、無性に悲しい。
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