『あ!光ちゃん!見てバッタだ!』ママは、道に居たバッタを指差して教えた。
『え?どこどこ?』光ちゃんは、バッタと言われても、それが何か分からないので、キョロキョロしている。

『そっか・・よ~っし。見ていてね』ママは言って、バッタの傍をポン!と蹴った。
『ぴょん!!』バッタが跳ねた。

『あ!バッタが飛んだよ~。光ちゃんも~』光ちゃんは、草と同化している色のバッタをなかなか探せない。
『あれえ?どこ?ママ~。バッタ・・どこおお?』ママに、聞く。
『ここだよ・・ほらね』ママは、またポンと蹴った。
『ぴよん!』またバッタが跳ねた。

『あ!居た~。今度は光ちゃん!』そう言って、光ちゃんは恐る恐るバッタのはるか彼方を、ポンと蹴る。
『・・・・・』勿論、バッタは動かない。
『それじゃ駄目よお・・踏まないように注意して~、もっと近くをポンとしなきゃ』ママがしようとすると、光ちゃんは
『ママじゃないの~。光ちゃんなの~』と言って、ポン!と上手に蹴った。
『ピョン!』バッタが跳ねた。
『きゃはは!!』ママ達が道端で熱心にそんな事をしているもので・・・

『何?何が居るの?』と、通る人が聞いた。
『あ・・・。ドイツ語でバッタはなんだ??』ママは知らなかった・・
『なに?ネズミでもいたの?』その人は聞く。

『あはは。ネズミじゃないんですが・・この子、初めて見るのもで・・えっと・・足がこうなっていて、ピヨンと跳ねる昆虫で・・・ドイツ語でなんていう名前なのか、分からないのですが・・』と説明した。

『あ~。Heuschreckeのことね?』と、おばちゃんは教えてくれた。
『そうかあ・・ホイシュレッケって言うのか・・』ママと光ちゃんは一緒に覚えた。

おばちゃんは早々と行ってしまったが・・ママと光ちゃんはしばらくそこでバッタと遊んだ。

その帰り道、今度は木の実が落ちていた。
『あ!どんぐりだああ・・』ママは言った。
『拾っても良い?』光ちゃんは言ったが、ここはあまりにも汚そうなので、止めさせた。

そう、こんな事もたまには必要だよね?秋は昆虫が一杯居る、(ママはあまり好きでは無いが・・)光ちゃんは目を輝かせている。
木の実、昆虫・・もうすぐ冬になるので、今の内に楽しまなきゃね。

さて、今度はどこに行こう?辞書を片手に天気の良い内に出かけなきゃ。
風邪、早く治らないかなあ・・・。
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