光ちゃん相変わらず調子は今一歩・・。幼稚園はまた休み。

しかし、日本に行く前に耳鼻科の予約を取って有ったので、行くことに。

そこでの出来事・・・。相変わらず物凄い混雑で、待合室にも入れない(怒)

『これじゃ2時間待ちだな・・』すでにパパはイライラしているが・・15分ほど待ったら呼ばれた。そりゃそうだよな・・3ヶ月も前から予約入れて有るんだもん。

先生は年配の男性。今までは若い女性だったが・・。

まず、手術の結果を見て、耳の中の掃除をする。この間、光ちゃんは
『あいてて!!泣くまでするのかよおおお』などと暴言を吐いていた。(苦笑)

先生が『坊やは日本語も話すのか?信じられないな・・・。話して見てよ』と聞くが。光ちゃんは
『話さない!いて!』と相変わらず生意気なことを言っている。

最後に先生は
『全く!生意気な坊主だな~!』と、半分本音だと思えることを言う。

おっしゃるとおりです・・・・(苦笑)

このとき、先生がパパを呼んで何やら話した。

『チョット見て下さい。この耳の形・・・』と言う。ママは
『耳の形??何かそれが影響有るのかな??』と聞いていたら。

『分かっています。これは僕の耳の形と一緒ですから』などとパパが言っている。

『ん???』ママはこの会話がイマイチ理解できないでいると。

『この耳の形はいじめられますよ、美容整形したほうが良いですよ』と、先生が言う。

『そうですねえ・・』パパも同意している。

『はああ????耳の形が悪いから美容整形だとおおお???!!!』こいつら(医者もパパもだ)何を話しているんだ!!!??

耳の形で聞こえが悪いとか、ふさがっているとか言うのならまだしも・・。いじめられるから整形しろだって!!!???

バカじゃないのか?こいつら!!!!!しかも、自分の耳の形と同じと言うパパまで、耳の形なんてそれぞれ親からのDNAで構成されていて、個性じゃ無いのか?
それをここドイツじゃ・・・

みんなと違うから整形しろだと!!!!ママ・・自分の耳を疑うが、この2人いたってまじめのようである・・・。

『僕も子供の頃に、”お前の耳はダンボの耳~!お前の父ちゃんはサーカスの団長だろうううう!”とみんなに言われて悲しい思いをしましたから』と話している。

『そうでしょ?子供は残酷ですからね。早急に手術を考えた方が良いですよ』と、医者は言った。

あまりのバカらしい話を聞いていたら、ママは怒りを通り越して頭がクラクラしてきた・・・・。

その内、髪の毛の色が他人と違うとか、肌の色が違うからとか、言い出して全身美容整形を進められるんじゃ無いのか???

バカらしい!そんなことを言っているから、”常任理事国”に入れないんだぞ!ドイツ!しっかりしろよ!(あ・・日本も一緒か・・・)

と・クラクラしている頭を抱えていたら
『次は聴力のテストしますから・・』という。パパが
『君が一緒に行けよ』という。
フラフラしながら一緒に行く。光ちゃんもう2回もやっているので、慣れたもんでこのテストを終えた。
『もうひとつのテストでお終いよ』看護婦だか助手だかが言った。

『そうか・・もう一つか』ママはこの時は気楽に考えていた。

が!!しかあああーーーーし。この次のテストこそが、まさしく”地獄”になろうとは・・知らなかった(のはママだけだったのか・・?)

4つの磁気をおでこ、両耳の後ろ、頭のてっぺんに貼り付けて、音の伝わりを診る様だが・・。これを見た途端に光ちゃん号泣し始めた。

『これは嫌だ!!!痛いから嫌~!!!!』と・・まさに診察室・・・いや、廊下も控え室もそこいら中に光ちゃんの泣き声が聞こえた。

『泣かないの!泣いたらいつまでたっても終わらないし、第一何も痛くは無いじゃない?前回は上手に出来たでしょ?』始めはこう言ってなだめていた看護婦さんだったが・・

『そんなに泣くんじゃ、ママに出て行ってもらうわよ!臆病者ね!』と言い出した。

『あのお・・・臆病者は言いすぎじゃ無いの・・・?』ママはこの看護婦の未熟さに少々腹が立ってきた。

『ママ!!ママ~!!!これは嫌なんだよおおおお!!!』と、泣き叫ぶので始めは光ちゃんのそばで手を握ってあげてくれといっていた看護婦が
『すみません、ご主人と変わってください』と言い出した。
『はい・・』そう言って部屋を出ると、
『きゃあーー!ママ!!ママ!!!』と、光ちゃんの泣き声が聞こえる。

『ちょっと変わって・・』ママが言うと、パパは不機嫌そうに
『何で?』と言いながら部屋に入っていったが、光ちゃんのママを呼ぶ声が一層大きくなる。直にパパが来て
『ママを呼んでいる』と言う。

泣き叫ぶ光ちゃんを何とかなだめるが・・後ろで看護婦が
『こんなのちっとも痛くないのに!本当にこの子は怖がりね』なんて言っている。パパもパパで
『本当だよこいつは怖がりなんだ』と言っている。

ママ・・光ちゃんが物凄くかわいそうになった・・なんだ?この大人たちは?大体、子供を扱いますとわざわざ書いてある医者なら、こういう事態も上手く切り抜けるのが本当じゃ無いのか??

『しゃくり上げていると終わらないわよ!』例の看護婦が言う。

『もう光ちゃんは絶対にこの医者には来ない!具合が悪くたって絶対に来ない!』光ちゃん、話しちゃいけないと何度言われても、怒りの目でママに訴える。
『分かったから!もう来ないからね・・黙っていなきゃ終わらないから』ママは何度も言った。そのたびに、
『話しちゃ駄目だって言っているだろう!』と、パパが怒る。

あのさ・・・なんでこの子が嫌がっているのか?分からないのか?光ちゃんはこれを剥がす時にいたいのが分かっているから、嫌がっているのに・・・。

そして。なんとか終わった。しゃくりあげていても統計は取れたらしい。

『あんた達がこの子を必要以上に興奮させたから悪いんだよ・・・。恐怖を取り除くのがあなた達の仕事なんじゃないの??』と思いながら、今なお泣いている光ちゃんを促して部屋から出る。

『その貼り付けたのは家で剥がした方が良さそうね?』と、1人の看護婦が言う。
『いやだー。そのままで帰るの?』もう1人の看護婦が言う。(どっちなんだよ!)
しかし、その”いやだ!”をしっかり聞いていた光ちゃんは
『剥がす~!!このまま帰るのは嫌だ~!!』と言う。

しかし・・・これね・・なんていうか・・物凄くしっかり貼り付いている。髪の毛にもね・・・。
試しにおでこを剥がしてみる。

『痛い~!!いたいよおおおお』光ちゃんは叫ぶ。見ると顔の産毛や生え際の髪の毛がむしれる。おでこでこれだから・・・頭のてっぺんなんてのは最悪だ。

それでも、椅子に座らせて、右の耳の後ろをゆっくり剥がしに掛かる。

『痛いよおおお・・・』光ちゃんの泣き声が響くが・・剥がさないわけにもいかないので・・最低限の髪の毛になるように慎重に剥がしていた・・・
途端!!!1人の看護婦が
『手伝いましょう!こういうのは一気にベリッと!!』と言って、反対側の耳の後ろのテープを思いっきり『べりッ!!!』と音がするほど勢い良く剥がした。

『ぎゃああああああああああああああああ!』光ちゃんの絶叫が診療所中に響いた。

『痛い!痛い!!!』途中までゆっくり剥がしていたのに・・・。急いで残りをママも剥がし取った。

『もういやだ!ここにはもう絶対に来ない!もうこないからね!!』光ちゃん、顔中涙でグチャグチャにしながら言う。

『分かったから・・』ママは抱きしめた。ここで看護婦・・。
『あのお。頭のてっぺんは髪の毛切っちゃって取りますか?』と、はさみを持って現れた。
『そうだな・・』無神経なパパが言った。

『え・・・』ママが絶句していたら、隣に座って事の次第を見ていた黒人のママが見る見かねて。
『チョット待ってよ・・私がやってあげるわ』と、言って、看護婦もパパも抑えて、注意深く、
『大丈夫よ。慎重にやるからね~・・もう少しだから』と、光ちゃんに言いながら頭のてっぺんの最後のテープを剥がしてくれた。

『痛いよ!!もう嫌だよおお』泣いている光ちゃんをママはしっかり抱きしめて、お隣の親切なママに託した。直に最低限の抜け毛で最後のテープは無事剥がれた。

『ほら!取れたわ。ね?そんなに痛くなかったでしょ?がんばったわね』そのママは見せてくれた。
『どうもありがとう』ママは本当に感謝した。

だって・・そうじゃなかったら。頭のてっぺんにハゲが出来る所だったんだもの。

『すみません、このままじゃ、もう診察を続けられませんので、外に10分くらい出て押しつかせてください』看護婦に言われた。

おいおい・・・追い出されちゃったよ・・・・。

泣き続ける光ちゃんを見られないのは、分かるけれど・・・追い出すのかよ・・。

外に出たらパパは怒りまくっていた。

『大騒ぎするほどじゃ無いだろう!お前は!』と、怒っている。

あのおお・・・それってお門違いじゃないの?自分が恥ずかしかったからって、光ちゃんに怒るのっておかしくない?痛いものは痛いし。
現に、ママが注意深く剥がした所は、赤くもなっていないのに、看護婦が一気に剥がした場所は、内出血して真っ赤に腫れ上がっているんだよ。

前回戻ってきた時は、両耳の後ろが赤く腫れ上がっていて、その時はなんでこうなっているのか?分からなかったけれど。今日、判明した。

絆創膏ですら、子供用のは大人用よりも剥がれやすいし、かぶれちゃう子供だっているので、気を使う。それを、こんな強力な物を髪の毛の生えている所に貼るのなら、せめて髪の毛の上か生え際にはクリームでも塗ってから貼るとか、ガーゼを当てるとか、それが出来ないのなら、せめて髪の毛を避けて貼るとか出来るでしょ?

『こんなのすぐに治るのに。こんな大騒ぎして』と言ったパパが許せなかった。

お前の頭に除毛用のテープをべったり貼って、一気に剥がしてやろうか?!

10分後・・・戻ったら医者が看護婦に言っていた。

『もうあの子診ないから』と・・・おいおい・・・。そして看護婦が来て
『今日のところは問題ありません。ただ3ヶ月ごとに検診に来てください』と・・。

もうここには2度と来ません。ご心配なく。
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